地元にスマートタウンがつくられている

デジタル田園都市構想とか
スマートシティ、スマートタウンとか
いう言葉をよく耳にするようになりました。

わが町、浜松にも
スマートタウンが生まれるようです。

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地域をよくする工務店を
応援するネットワークの
佐塚です。

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こんな折り込み広告が
入っていました。

JT・日本たばこの工場が
撤退した10万平米ほどの敷地が
スマートタウンになるそうです。

「浜松版スマートタウン開発」の
第一号認証プロジェクトということで
この事業には市も補助を出しています。

ですが、この補助内容が
公共施設(道路、調整池)築造、電線地中化、透水性舗装経費
防災設備(公園に設置するトイレ、ベンチ、パーゴラ)、防犯カメラ等整備費

で、果たしてどこがどうスマートなのか
わかりません。

広告を見ても
現時点ではスマートタウンとしての
説明はほぼ見受けられません。

「スマートタウン」という言葉だけが
先行しているように見えました。

マンションは建設中、戸建て住宅エリアは
入居がだいぶ進んでいます。

マンションは7階建て92戸
戸建ては181戸の予定。
全部、一条工務店によるものです。

まちづくりの途中で
評価を下すのは早計でしょうけど
個々の住宅の敷地には
それほどゆとりがない印象です。

スマートタウン的なものは
全国各地で取り組みが進んでいます。

でも、住宅は余っているし
新しく大規模な宅地を開発する必要が
どこまであるのか…?

災害対策、省エネルギーなどが
スマートタウンの背景にあるはずですが
これは新規開発ではなく
既存住宅、既存宅地にこそ必要なものです。

新築でモデルケースを作って
既存に応用していく
ということかもしれませんが

結局スクラップアンドビルドを
助長することになるのでは…

って、全然建設的じゃない
内容になってしまいましたけど

地域の工務店は、既存の町を
少しでも良くなるように
風景を作ったり
コミュニティを作ったり

そういう仕事で
向こうを張っていきましょうよ。