普段、仕事をしたり
ブログを書いたりするのには
Macを使っています。
Macで大体のことは片付くのですが
一部のアプリケーションは
Windows版しか出ていないものがあります。
そういう時に、仮想環境を使って
対応するのですが
Appleシリコン(M1とかM2とか)の
Macで動かすWindowsの仮想環境では
どうしても動かないものがあります。
例えば、データロガー「おんどとり」
USB接続の際、ドライバソフトが必要ですが
ARM版Windowsは、Intel用ドライバが
使えません。
と、何語かわからないようなことを
連ねてきましたが
要するにWindowsの実機がないと困るのよ…
でも、大したことには使わないので
値段が高いのは嫌だな〜と思っていたら
近頃、激安ミニPCなるものがあるそうで。
一台買ってみました。
マウスと大きさ比較。
小さいです。
CPUはN95。
低いグレードですが
従来の低グレードCPUと違って
まずまず働く、という評判です。
確かに、動画編集とかRAW画像の現像とか
重い作業をしなければ
問題なし。
JW_CADとかOffice系は
サクサクでした。
メモリ16GB、SSD1TBに
Windows11Proで
2万3000円。
(メモリやSSDをケチれば
1万円台のものもある)
小さいので
モニターの裏にマウントしてしまえば
買ったことがバレません!
(もちろんバレても別にいいんだけど)
ワイヤレスキーボードなら
本体は影も形もなし。
(キーボードやマウスは付いてません)
とはいえ
中国の聞いたことのない
メーカーのものです。
万一のスパイウェアが
あったりすると嫌なので
念の為、Windowsを
クリーンインストールしました。
結果、目的には十分かなっていて
買ってよかったです。
動画も、編集はキツいけど
再生は全然問題なし。
大きな画面につないで
店頭で何かを表示しておく
デジタルサイネージなんかにも
ピッタリです。
そして、重要なのが消費電力。
PCはスピードだけを競う時代ではなく
ワットパフォーマンス、すなわち
消費電力に対する性能が重要な時代です。
ワットチェッカーで測ってみました。
このミニPCは
アイドル時 13W
RAW画像のノイズ処理 29W
大きなデスクトップだと
50〜100Wぐらいのものも多く
ワットパフォーマンスはかなり優秀です。
もっとも、この点でいくと
Appleシリコンが圧倒的です。
MacbookAir(M1)で
同じ処理をしてみたところ
アイドル時 14W
RAW画像のノイズ処理 30W
Macの負け、に見えるけど
Macはディスプレイも付いているので
それを加味すればMacの大勝。
さらに、処理速度は
ミニPCが約8分に対して
Macは約30秒でした。
ざっと16倍の差…
ありゃりゃ。ミニPCで十分だよ
というお話を書こうと思ったのですが
Macがすごいよ
という話になってしまいました。
でも、重い処理をしなければ
そこまで差は目立ちません。
今日のこの記事は文字も画像も
ミニPCで作りましたが
全然問題ありませんでした。
PCや家電の「消費電力」は
結果的に
「暖房」能力とほぼイコールです。
つまり、機器の消費電力が少なければ
建物内の熱源は少なくなるということ。
冬場はこれらの発熱によって
室内が暖められますが
逆に夏は熱源になって暑くなります。
デスクトップPCとモニターを合わせると
200W近くになることも。
人間2人分ぐらいの熱源ですね。
普段使っているパソコンが
何W消費しているかなんて
ほとんどの人は
気にしていないでしょうけれど
爆熱マシンを使っている人は
ちょっと考えてみていただきたいな。