にぎわい系イベントでかえって寂しくなる

昨日は浜松市のマチナカで

こんなイベントや

こんなイベントがあって

出かけてまいりました。

浜松市も地方都市の御多分にもれず
中心市街地の空洞化が進んでいます。

百貨店が撤退・倒産して
跡地が空き地のままだったり

商業ビルに入っていた
「トイザらス」が撤退して
ワクチン接種会場を経て
パチンコ屋になったり

(これは空洞化じゃないか)

電車のガード下の
店舗開発も失敗、撤退したりと
なかなかお寒い状況…

それでも、最近は
街中を活性化させようと
いろんな取り組みが行われています。

今回のもその一つ…
と言いたいところだけど
同じ日にやんないでよね!

ビールとワインのどちらも
大好きな僕はどうしたらいいのでしょう。

簡単なこと、ハシゴすれば良い。

単純に、酒が飲みたいだけなら
お店で買って家で飲めば安上がりなので
わざわざこういうところに行くには
ワケがありますよね。

友だちと会いたい
美味しい料理が食べたい
ジャズが聴きたい
等々

僕の場合は
どういう作り手が来てるのかな
どんな客が来てるのかな

という好奇心です。

街中の賑わいに寄与しよう
という建前も付け加えておきます。

ところがなんと
クラフトビールフェアは
この人出!

お店も行列で
作り手と会話なんて
していられません。

テーブルも埋まっているので
料理を買っても食べづらく
ひたすら飲む。

さて、ワインの方へ移動。

私電・遠州鉄道の
高架下を昨年整備したところです。
各所に天竜材が使われています。

こちらはドイツやフランスの
ワイナリーの自然派ワインで
残念ながら醸造家は来ていません。

情熱の美人姉妹が醸した
ロゼなどいただいてみる。

こちらは、グラスとお皿を
片手でホールドできるような
アイテムも提供してくれます。

と、ただの酔っ払い日記のように
見えるかもしれませんが

作り手と多少なりとも
触れ合えるかな〜という気持ちが
完全に打ち砕かれてしまいました。

一人で行ったので
(何人か知人とニアミスしましたが)
購入時にほんのちょっと話しただけ。

賑やかなイベントで
むしろ寂しい気持ちになっちゃった。

工務店も、オープンに集客する
イベントをやるケースがあります。

知名度向上のためだったり
地域貢献(?)だったり
そこで新築・リフォーム相談を受けたり

イベント毎に目的は様々です。
様々ですけれど

単に騒げればいいとか
子どもが楽しそうにしたらいいとか

もし自社のイベントが
そればかりになってしまっていると
勿体無いですよね。

参加人数が多いということは
個々のコミュニケーションが
ほとんど取れない
ということでもあります。

賑わい系イベントをやる場合は
改めて目的やらスタッフの消耗やらを
考慮しておかないと

たくさん集まって社長はご満悦
でも何も残らない
なんてことに…?

相手が何を求めてくるのか
その求めに応えられるのか

イベントに限りませんが
これをいつも自問自答しないとね。