いきなり暗い話で恐縮ですが
連日、工務店の倒産の
ニュースが流れています。
負債1000万円以上の倒産が
今年に入って8月までで
1000件を超え、すでに去年の
1204件に迫る状態。
受注減と人手不足が
理由のビッグ2のようですが
仲間の工務店に話を聞くと
うちはそんなのどこ吹く風
という心強い話も多く
(本当にやばかったら
やばいと言わないのが
経営者かもしれませんが)
とはいえ油断せず
足場を固めていきたいですね。
というネタを振ったのは
昨日の国土交通省の発表で
建設工事受注動態統計調査報告は
「前年割」の
渋い内容でした。
(この統計、以前の統計偽装で
操作されていたヤツではありますが)
一方、同日に公表された
建築物リフォーム・リニューアル調査報告
今年度の第1四半期の
リフォーム・リニューアルは
前年同月比23.1%増。うち住宅は26.0%増。
じゃあやっぱりリフォームじゃね?
と思う人も多いでしょう。
僕も、社会的に見たら
新築よりも改修の方が必要なことだと
確信しています。
でも工務店は
新築しないと死んじゃう病に
かかっている人が多いですし
新築で取れている会社も
もちろんたくさんあるし
新築したい人もいるし
それはそれでいいんですが
圧倒的多数の
すでに暮らしている家が不快
という人から目を背けない方がいい
創業社長ならいざ知らず
二代目、三代目の皆さんは
お父さんが作ってきた
クソ寒くクソ暑い家を
なんとかする
だけでなくて
新築だけ建てて逃げ抜いた
ヨソの建築事業者の
後始末も
ちゃんと商売になるはずです。
同日に、国交省からは
既存建築物省エネ化推進事業の
本年度2回目の募集もありました。
前にこちらで紹介したやつ。
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これは住宅用ではありませんが
過去に作られた建物を
直して快適に、経済的に使うというのは
理にかなっています。
募集期間が短いので
今回応募できないケースも
あるかもしれませんが
大きめの非住宅の断熱改修は
まあまあいい補助金がある
と覚えておいでくださいね。
「新築は無くならない」
という考え方
「リフォームはブルーオーシャン」
という考え方
どっちもありで
一律の正解はないですが
割のいい補助金を
「その他大勢」でもらいたいなら
改修の方が有利かな…
その他大勢ではなく
単独で補助金を申請するというのも
もちろんありで
そういう案件は
喜んでお手伝いしますよ〜
補助金ってどうなんだろうね
とか言いながら(笑)