多摩美術大学に
伊東豊雄さんが手がけた図書館があります。
伊東さんの図書館というと
岐阜のメディアコスモスも有名ですね。
その二つの建築を通じて
図書館について考える、そんなお話です。
こちらは多摩美術大学の図書館。
広角レンズだから歪んでいる…
わけではなく
本当に曲線で構成されているのです。
しかも建築地は斜面。
どんな建築も簡単ではないけれど
こりゃあ大変だ…
部外者は中に入れなくて
共有部分だけ見てきました。
どうやって支えてるんだろ…?
曲線に対して角はピシッと
出ていてかっこいいですね。
以前訪れた
ぎふメディアコスモスも
あわせて紹介。
ぎふメディアコスモスは
岐阜市役所に隣接している
図書館を含めた複合施設です。
一階にはローソンやスタバが
入っています。
こちらもまた曲線ばかり。
東濃ヒノキを使っていて
しなりを活かしているそうで
とはいえ大変だよなあ、これ組むの。
こんな風な椅子もあったりして
ゆっくりくつろいで本や映像に
接することができます。
それにしても立派な図書館。
さぞかし税収が多いのか…
なんてついつい思ってしまいます。
僕は図書館が大好きですが
税金という観点で
批判する人も多いですね。
ベストセラーを何冊も所蔵して
無料貸出して
書店を苦しめているとか
そもそも読書習慣のない人からすると
税金の無駄遣いだ、とか
ベストセラーなんかは
貸出予約が大量について
実際に借りられるのは数年後
それでも待つ人はいるかもしれないけど
本屋の業績に大きく影響することも
ないでしょう。
何より税金の無駄遣いというなら
望めば誰もが使える図書館と
タイミングと条件があった時に
たまたまもらえる「補助金」と
どっちが不公平でしょうね〜。
僕も色々な補助金に
(自分でもらうより手伝う方に)
手を染めてきました。
それを棚に上げて言いますが
こういう補助金が
本来の役割を果たしているケースなんて
ほとんどないんじゃないだろうか。
一方で図書館には膨大な資料があるし
リファレンスサービスという
調べごとを手伝ってくれる機能もあります。
インターネットと
生成AIで
あらゆることがわかる…
ような気がするけれど
書籍にしかない情報も
まだまだたくさんあります。
読書しながら
建築も含めて
良い時間を楽しめる
そんな図書館が近くにあると
「いいまち」だよなあ…
と、話が横にそれましたが
図書館建築もまた楽しいので
機会があったら見に行ってください
&
良い図書館があったら教えてください!
図書館漫画
『税金で買った本』は公共施設の
税金に使い道に一石を投じた…
とかいう面倒臭い話ではなくてオススメ。