なんでも一人でやらなければいけない
最近フリーランスになった身からすると
AIの発展というのは大変ありがたいものです。
GoogleのAI「Bard」の新機能で
その思いを強くしました。
対話型AIというとChatGPTが
有名ですが、Googleも負けじと
Bardなるものを登場させていました。
が、だいぶ前に試したっきりで
Bardのことは正直忘れていました。
この時はまだAIがアバウトでしたし
英語だけだったので
使い物にならないなと思っていましたが
自分のGメールやGoogleマップ
Googleドライブの内容についても
回答してくれる機能が
このたび日本語対応しましたので
試してみました。
メール送って返事が返ってきていないものってどのぐらいあるかな?
こんなふうに自分のGメールの中身を
ひっかき回して答えを返してくれます。
怖い?
便利?
Googleドライブに置いてあるファイルに対しても
例えば請求書の合計金額を出してくれたり↓
(会計ソフトがあれば
こんなことをする必要はないですが
PDFで置いてあるだけのファイルから
計算してくれるところが人間のアシスタントっぽい)
論文を要約してくれたり↓
(モザイクばっかりですみませんが
かなり正確に要約してくれています)
こんな感じで、Googleの各種サービスの
中身から答えを作ってくれるのです。
サービスごとに
Bardが中身をひっかき回してもいいかどうか
設定できます。
上の例は
それぞれGoogleWorkspace
GメールとGoogleドライブを
対象にした結果です。
(GoogleWorkspaceとありますが
無料版のGメールやGoogleドライブも対象です)
ChatGPTも有料契約することで
自身の持っているデータを
学習させることができますが
今回のBardは(今のところ)無料で
普段使っているGoogleのサービスから
ほぼ自動的に学習してくれるという
便利でもあり怖くもある
サービスです。
サービス向上のために
Googleの中の人がやり取りを見ることはあるけれど
Workspaceの中の答えについては
人間は見ません! ということでした、念の為。
そういった、自分自身のデータでの学習のほか
Googleのホテルサービスを使って
1月12日に静岡駅近辺で空いているホテルを探して。
予約サイトとかでももちろんできることですが
よりアバウトな指示で大体の答えを返してくれます。
社長さんが従業員に指示する時って
このぐらいの精度ですよね。
Googleマップには
浜松駅から徒歩で30分以内の建築名所があったら教えて。営業時間もあわせて教えて。
みたいな聞き方もできます。
浜松城公園が建築名所かどうかはわからないけど
これも、人に聞いた時のような反応ですね。
もちろん、全部あっているかどうかはわかりません。
建築名所は、違う聞き方をしたら
設計事務所が続々とリストアップされてきてしまい
ああうまく伝わってないなあ、と思いました。
が、これも、人間でもそういう人いますしね。
僕は今、一人で仕事をしているので
たとえ少しぐらい間違っていようが
自分自身がやらなければいけない作業が
大幅に減るようなこういうサービスは
大変ありがたいです。
一方で、組織で仕事をしている人
特にトップは部下やらせたりできるので
あまり食指が動かないかもしれませんし
セキュリティ・情報漏洩などの
疑念もあるかもしれません。
でも、こうしたサービスから情報が漏れるより
社内の人間から漏れる方が
よっぽど多いんじゃない…?
というのはさておき
ひとまず、今日のところは
超絶便利サービスです、と
持ち上げておきましょう。