みんなと同じ道を選ぶかどうか、ブロッコリーに思う。

ブロッコリーが「指定野菜」なるものに
なったという報道に驚いております。

指定野菜、などという制度
とんと知りませんでした。

「指定産地」というのは
聞いたことあるような…

例えば、我が浜松市は
たまねぎやばれいしょ(じゃがいも)の
指定産地。

確かに、海の方ではたまねぎが
三方原方面ではばれいしょが
たくさん作られています。

指定産地で作られる指定野菜は
大きな価格変動を緩和するため
公金が交付されているそうです。

その野菜にブロッコリーが
加わるんだとか。

ばれいしょが指定野菜になったのが
1974年のことで
それ以来の追加ということなので

生産者でもなければ
指定野菜? なんじゃそりゃ?
というのも無理もないですね。

これでブロッコリーは安定供給され
生産者は収益保護される
ということなんですが

ブロッコリーを差別化の武器に
戦ってきた農家さんがいたとしたら
それはよかったことなのか
どうなのか…?

大勢の人が求めるものを
安定した価格で供給する

というと聞こえはいいですが

いろんなところが作っていたら
自分のところだけが
高く売るのは難しくなる

詰まるところコモディティ化
というわけですよね。

指定野菜、指定産地というのは
そういう意図があっての
制度なんでしょうけど

これが、地域工務店のような
小規模事業者だったら
どうでしょう?

みんながやるものを
みんなと同じぐらいの値段で売る
(しかも、行政が価格調整を
行ってくれたりもしない)

そうするとお客さんも選べないし
販売価格が同じぐらいでも
あれこれサービスさせられて
結果的に利益率は低下していく。

もちろん
野菜と住宅とでは
同じ土俵で比べられませんが

仮に野菜の世界であれば
とてもおいしいとか
特別な栽培方法だとか
珍しい作物だとか

そういったもので差別化するのが
小規模事業者の生きる道ですよね。

高断熱住宅もコモディティ化する
という話もありますが

図面上ではともかく
きちんと施工できる、という点では
これからも差別化材料にもなり得ますし

素材、人、家守り、などなど
違う視点で尖って突き抜けるのも
一つの道です。

もちろん、指定野菜的な
ベーシックなものを徹底的に磨き上げる
というのもありですよね。

どんな道を、どういう理由で選ぶか
それが大切なことです。