時折寒波はやってくるものの
この冬はやはり暖冬のようで
まだ自宅の庭にある睡蓮鉢に
氷が張ったのを見ていません。
暖冬だとマヨネーズが売れる
なんていう話があるそうです。
どういうこと?
風が吹くと桶屋が儲かる
みたいな話?
暖かさ(というか寒くなさ)で
野菜の育つのが早く
野菜がたくさんとれると
流通量が増えて価格が安くなり
野菜を買う家庭が増えるので
マヨネーズの消費も増える、のだとか。
(またブロッコリーに登場してもらっちゃった)
一方で、嘘か真か
暖冬になるとポン酢が売れにくい
なんていう話もあります。
寒いと鍋物をやりたくなるけど
寒くないから鍋物をやらない
だからポン酢の消費が減る…
マヨネーズの方は
気候に市場が影響されたケースですが
鍋物の方は、人の体感による
ケースですね。
リビングの真ん中に
鍋を置いて
(水蒸気発生源)
カセットコンロに火をつけ
(酸素消費・一酸化炭素発生源)
という鍋物は
高気密住宅ではできない!
なんて言う人もいますけど
換気さえきちんとすれば大丈夫。
けれど、寒くないから
鍋物はやらない
という家庭が増えるかも知れませんね。
以前、建築家の奥村まことさんが
「家に寒いところも作るべし」
というようなことを言っていました。
昔は、単純に食品庫とかほしいもんね〜
ぐらいに受け止めていましたが
あらためて思うに
一律の温熱環境ではなく
住まいの中に微気候を作るとか
住まい手の体感のコントラスト必要だ
ということだったのかな…
もちろん、ヒートショックの
原因になるようなことが
あってはいけないのですが
(お風呂でのヒートショックとされる
症状の多くが実は熱中症ではないか
という話もありますね。これは別の機会に)
意図したコントラストは
生活をより豊かにしてくれる
かも知れない。
ところで、実際に
暖かい家では鍋物の頻度は
減るのかどうか
お施主さんの動向を
探っている工務店さんがいたら
ぜひ教えてください。