八幡屋礒五郎からは学ぶところだらけだぞ

長野の七味唐辛子といえば八幡屋礒五郎。そこに学んでみましょう、っていうか、いやあ好きなもんで。


二十四節気は今日から「穀雨」

暦便覧には

春雨降りて百穀を生化すればなり

とあり
田畑の準備ができて春の雨が降るころ

結局食べ物はほとんどが自然物由来なんですよね〜
ありがたくいただきましょう。

さて、そんな食べ物の話
まだもうちょっと長野のお話です。

長野(の食べ物)というと
何を想像されるでしょうか?

お蕎麦?
おやき?
野沢菜?

いやいや、長野といえば
七味唐辛子

というか八幡屋礒五郎。

この唐辛子の缶
見たことないですか?

長野の会社のものなんです。

長野駅構内もこんな感じ。

街中にはこんな車も走っていたりして

もはや長野の顔です(僕認定)。

名入れなんかもあるんだ…

飲食店に置いてある唐辛子も
ほぼ八幡屋礒五郎です。

長野の人はS&Bとかが
唐辛子売ってるの知らなかったして…

しかしこの八幡屋礒五郎
少し前までは小さな家業だったそうです。

食べ物にもパッケージが大事と
デザインを重視して
(これすごくわかる!)

バリエーションを増やすことで
販売先も増やす
(これはちょっと疑問もあるけど
まあ、僕も買ってるしな)

いろんなコラボも積極的に行い
業績を伸ばしています。

左は深煎七味
豚汁に入れるとうまいです。

右は善光寺ご開帳記念缶
外側だけで中身はノーマル七味だけど
買ってしまう…

デザインというのは
見た目の意匠だけではなく

唐辛子のヘタの部分が開口位置になっている。

というのを、かつて秋山東一さんのブログで知りました。

こんなデカい缶もあるよ〜

というのは嘘で
唐辛子栽培用キットです。


(室内で育てたやつは実をつけない…
間引いて外で育てたやつは立派に実をつけました)

今回の長野の旅では
缶は増やさず、中身だけ…

と、単に僕が
八幡屋礒五郎好きというだけの話
に見えるかもしれませんが

小さい企業がデザインとバリエーションで
強い企業に変わっていくという話は
小規模工務店にとっても勇気の出る話
(強引だろ!)

しかし、バリエーションの話は
間違えたらいけません。

なんでもかんでもやるのではなく
全て「唐辛子」というものを軸に
展開しているのが重要です。

自社の閉塞感を破るために
新商品とかFC加入とかを考える
そんなケースもあるでしょうけど

そこに軸はあるのか?

これは忘れちゃいけませんね。

ところで、七味唐辛子の七味って
何かご存知ですか?

僕もいつもわかんなくなっちゃうのですが
いただいたリーフレットにはこんな記載が

おお〜!
と思いましたが
実際のところ定義は無いようで
これはあくまで八幡屋礒五郎の七味。

そう、自分たちで定義付けをする
ということの大切さも教えてくれるんです!

という強引な展開は僕のブログの軸
ということで、では良い日曜日を!