ヒトの恒常性を壊さない住まいを

鳥山明さんの訃報を聞いて
驚きました。

僕が小学生のとき
骨折で入院していた時に
兄が買ってきてくれた
『Dr.スランプ』の単行本が

鳥山明
ひいては週刊少年ジャンプとの
出会いでした。

確か、1巻と2巻、ぐらいだったような。

なんてことをなぜ思い出したか
というと

実は少し前から
気管支炎がひどくなって
家で伏せているのです。

例年、年末ごろにひどくなる
気管支炎がこの冬は出ないな〜
寒くないからかな〜と思っていたら

今になってガツンときました。

病床(?)で鳥山明…という
無理やりな関連付けですが…

咳がひどくて
会話もままならないので

打ち合わせを
お断りさせていただいたり
ご迷惑をおかけしています。

ご迷惑ついでにめんどくさい話を。

僕の症状とは違いますが
昼は何ともないのに
夜、咳が出やすいという人がいます。

これは何でも
副交感神経の働きによるものだとか。

夜間、副交感神経が優位になると
気管支が狭くなって咳が出やすい、と。

えー、副交感神経優位って
リラックス状態じゃないの?

リラックスしてる時に
咳が出るなんて嫌じゃん。

この話がホントかどうか
知りませんが

「副交感神経」というのは
時々工務店のコンテンツでも
見かける単語です。

自律神経の系統として
興奮時に優位な交感神経と
リラックス時に優位な副交感神経

これはどちらも大事なものの
はずなんですが

住まいづくりにおいて
「副交感神経優位がいいこと」
のような発信を見ることがあります。

これは違うんじゃないかな〜。

朝、起きたらスムーズに交感神経優位に
夜、眠るタイミングにスムーズに
副交感神経優位に切り替わることが大事で

家にいる時にずっと副交感神経が
優位になってしまったら
家で仕事している人なんか大変だよ!

人の身体には恒常性が備わっているので
その恒常性を壊さない
というのがとても大切に思います。

せっかく住まいを作るなら
健康に暮らせるようにする

それは、温度や湿度
素材といった
要素もさることながら

恒常性を保ちやすい生活を
引き出しやすくする

それには
朝、朝日を浴びて目覚めるとか
夜はきちんと寝るとか

そして、時には刺激があり
時にはリラックスできる場所がある。

そういうことじゃないのかな。
難しい?

なお、うすうす勘付いてはいたけれど、酒の飲み過ぎは恒常性を壊すみたいだよ…