建てた家が中古で売られるなら関わろう

我が静岡県の知事さん
全国で報道される時は
「舌禍」事件のことばかり。


(まあ、普通に仕事してるだけじゃ
みんな興味ないんだよね)

今度は新入職員への訓示で

毎日、毎日、野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたりとか、あるいは物を作ったりとかということと違って、基本的に皆様方は頭脳・知性の高い方たちです。

と、職業差別みたいな話。

報道だと「野菜を売ったり牛の世話をしたり」
がメインでしたが
「物を作ったり」も入ってるんだなあ…

この知事さん、これまでも
県内の自治体のことをけなしたり
比較して片方を落としたり…

県の行政トップなんだから
そういう比較をしちゃダメですよね〜

という僕は
県内自治体の比較をしてみます。

たまたまですが
ちょうどこんな資料にあたっていて

「しずおかけんの地域経済計算」

静岡県内の市町別に
経済構造や所得などが
まとめられているものです。

なんで「静岡県」と書かないのか
すごく不満ですが
それは置いといて

こちらからPDFやエクセルも入手可能。

統計センターしずおか/令和2年度しずおかけんの地域経済計算

静岡県は大きく
伊豆半島・東部・中部・西部と
4つに分けられ

県庁所在地の静岡市は中部
人口で最大の浜松市は西部に
位置します。

じゃあ中部や西部が
豊かなのかな、と思うのは
早計で

大きい市は
GDP総額こそ多いものの

住民一人当たり所得が上位なのは
裾野市、長泉町といった東部自治体です。

裾野市は労働生産性の高い
製造業が多いとか?

長泉町は医療関連企業が多いのと
東京勤務の人が多かったりとか?

『年収は「住むところ」で決まる』
という本があります。

10年ぐらい前の本で
アメリカの話ではありますが
ざっくりいうと

イノベーション産業は自身だけでなく
周辺産業を含めた雇用力が強い。
故に引き寄せ力が働く。

雇用の選択肢が広まり
エコシステムが生まれる。

良い所にいけば収入も増え
またその土地での住宅の
資産価値も向上する。

みたいな話。

そうか〜収入が多い人は
家を買って手放してを
繰り返すのか〜

というのはアメリカの話。

そういう理由というよりは
「新築が高いから」という理由で
中古住宅の流通が
活発になってきたのは皮肉ですが

それでも建てた建物が
壊されずに使われるなら
いいことかな。

もちろん投機的な理由ではなく
転勤や家族の事情で
やむをえず手放す、ということも。

そんな時
建てた会社・あなたのところに
声はかかりますか?

宅建業を持っているとかいないとか
そういう話ではなくて

中古で手に入れたら
必ずどこか直す仕事が生まれるし

建てた家は最後まで面倒見る
という心意気もあったはずだし

自社物件を一般中古市場に
流通させてしまうのは大損です!

いじられて
カッコ悪くされちゃうかもしれないし

何より他人様の商売道具に
されちゃうなんて悔しいじゃないですか。

そうならないためにも
これまで建てたおうちにも
まめに顔を出しておきましょうね。