「おいしい建築研究所」を
はじめることを表明したところ
面白そうな名前だけど
一体何をするの?
なんてことを聞かれまして
考えていることを
記しておくことにします。
これまで、仕事柄
いろんな家を見せてもらいました。
そこでは
いろんなアピールポイントも
うかがいました。
でも、そのポイントは
材料だったり
設備だったり
金さえ出せば誰でも
手に入るものが多くて
設計したあなたは
何を考えてそれを
取り入れたのですか?
というところまで
掘り下げができていませんでした。
〇〇が人気
□□が売れる
そういうやり方を
否定しながらも
追認していたようなもんです。
もちろん、素材選びも
設備選びも
何らかの意図があって
行われるのですが
その意図が、社内も含めた
周りの人に伝わっているのかな?
というのは
いつも疑問に思っていたことです。
せっかくお互いの建物を
見せてもらったら
いいことも悪いことも
共有するのが
見せてもらう側も
見せた側にとっても
本当はためになることなんですが
みんなで押しかけておいて
アレが悪い、コレが良くない
なんて話は
言う方も言いづらいし
聞かされる方も面白くないので
心の中では疑問があっても
今日はいいものを見学させていただき
ありがとうございました
と帰ってしまう。
ちょっと、もったいないですね。
だから、徹底的に
「なぜそうしたか」を
解き合う機会があったら
いいんじゃないかな、と考えていました。
仲間同士での見学会では
見せてもらった方だけでなく
見せてくれた方にこそ
恩恵があって然るべき
設計のあらゆる場面は
選択の連続で
その選択をどんな風に
行なっているのか
(なぜそうしたか)
それを「何となく」ではなく
明確に言語化できるようになると
素材とか設備とか工法とか
他者の作ったものに頼るのではなく
自社のいいところ
として世の中に伝えていける
ようになるはずです。
設計の選択をできる限り
少なくして安定させるために
規格化・標準化が存在します。
これらは、その制作者が
「なぜ」を解説してくれていることが
多いですけれど
「その手法を選んだか理由」は
自分自身でしか語れません。
これらのことは
個々の住宅設計だけでなく
会社経営全体においても
いえることで
「なぜそうしたか」を
筋の通った言語化をすることで
強い集団になれる!
と確信しています。
そういうメンバーと共に
強くなっていきたい次第です。
だから、そんな人たちを
募っているのです。
工務店向け、と思われているかも
しれませんが
設計事務所の参加もOKですよ。
…と、めんどくさい説明で
余計わかんなくなったかも
しれませんが
ちらっとでも興味があれば
4月25日 17時からの準備会に
参加してみてください!
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