ちいさな組織のトップは『ここだけのごあいさつ』を読もう

昨日(5/12)の『情熱大陸』は
建築家の隈研吾さんの登場

遅ればせながら
ついさっき、Tverで見終わりました。

TVer - 無料で動画見放題
TVer(ティーバー)へ、ようこそ。TVerにあるテレビ番組はすべて無料!最新話から過去人気番組まで見放題!

隈研吾さんの取り組みは
僕の普段の仕事の
参考にはほとんどなりませんが

一般向け番組で何を語るのかが
気になって…

情熱大陸・隈研吾さんの話
(上記リンク・TVerから)

エイジングをした姿を思い浮かべる

もうピカピカはダサい

という話がお茶の間(死語?)に
流れたのがよかったかな〜

日本だけでスタッフがおよそ300人
というから大事務所ですね。

そんな大きな組織を運営するのは
大変でしょうけど
小さな組織だって大変ですよね。

そんな小さな組織を運営する人に
ぜひ読んでほしい書籍のお話です。

『ここだけのごあいさつ』

出版はミシマ社
(の中の少部数レーベル
「ちいさいミシマ社」)

社長の三島邦弘さんの
「あいさつ」です。

ミシマ社は2006年創業の
小さな出版社です。

建築に関わる本は多くありませんが
移住とか生活とか
そっち方面は割とあるので
ご存知の方も多いかと。

この本は
ミシマ社を応援してくれる
サポーターに向けて書かれたものを
まとめなおした本です。

創業期、一人ではじめたときに

目標は会社を大きくしないことです

と語っていたミシマ社は出版時14名。

大きくなってるように見えますが
大きくしたのではなく
いい本を作りつづけ、届けつづける
最小限の人数
だとのこと。

に置き換えたら
工務店の経営者のみなさんも
同じような思いになるでしょうか?

本書で三島さんは会社経営には
二つの現実がある、といいます。

こうしたい、と強く願う。その「現実」。
本をつくり売る、これ以外にお金がまわる術がないという「現実」。

これも、
置き換えたら同じですね。

では本書が
小さな組織運営の解決策か?
というと、決してそんなことはない。

背表紙側の帯にあるこの言葉

ここだけのごあいさつ 後ろの帯

ものづくりと経営をごっちゃにしすぎていた

という言葉。

これを見てドキッとする
工務店経営者も
多いかもしれません。

昨日と同じようなオチに
なってしまうけど

こうすればいい
なんていう明快な答えは
他者は持っていない

けれど同じように
苦しんだ人がいて

それがどういう思考のもとに
行われていたのか

そんなことを知って
最後は自分で決める

小さい会社を
これからどうしていこうか
(大きくしていかない
という決意を含め)

そんなことに悩んでいる人には
大いにおすすめです。