家づくりではカンニングなどできない。

テストには正解があるが…

カンニングもスマートデバイスでやり放題? でも家づくりには答えがないからカンニングしても正解になるかはわかりませんよね。


スマートグラスを使って
大学入試で不正をして
書類送検というニュースがありました。

以前、XREAL Airという
スマートグラスを
使ってみたことがあり
(写真撮っておけば良かった!)

https://www.xreal.com/jp/air/

メガネにディスプレイが投影され
目の前に大画面がある
みたいなやつ。

これはカメラは付いていませんので
問題を撮影するカンニングには
使えませんが

目の前に画面が出てくるから
何らかのカンニングは
できるかもね…
(多分バレるけど)

大学入試の頃までは
「正解」がある問いばかりなので
100点が取りたい! と
「不正」も行われてしまいますが

テストには正解があるが…

大人の世界に
絶対的な「正解」は
少ないですよね。

家づくりはその典型で

万人が満足する100点の家なんて
存在しない
と言っていいでしょう。

ところが、住まい手の立場になって
情報収集してみると
何だか正解があるような気になってきます。

(家づくりに限らず)
失敗したくないという人
多いんですよね〜

書店に行けば
家づくり本(有料で工務店を掲載する手の)が
今でも幅を利かせていますし

ネット上では
「家づくりで失敗しない!」系の
情報がわんさかとあります。

住宅系Youtuberなんかは
その典型ですね。

Youtuber

確かに役立つ知識も
あることはあるんでしょうけど

いいかわるいかを決めるのは
他ならぬ施主自身

なのに、その施主が
工務店を訪問する前に
おかしな(と、あえて言っちゃおう)
情報に染まっているケースが多い。

なぜだか人は
ネット上の知りもしない人の
発言を信じるのに

目の前にいるプロの発言を
信じようとしません。

でも、家づくりは
作り手と住まい手の共同作業

そこにはやっぱり
同じ方向を向いているという
安心感とか信頼関係とかが
欠かせません
よね。

だから、工務店の情報発信は

どっちの方を向いているか
どんなことを目指しているか

ということを押し出して

一緒に正解を考えましょう

というアプローチが
いいんじゃなかろうか。

それに共感できる人だけ
いらっしゃってくださいね、と。

「失敗しない系」は
答えが決まっていないのに
カンニングしているみたいなもんで

そんなの面白くない!

失敗しないより面白いを優先して
そこに寄ってきてくれるお客さんと楽しく仕事しよう!