たま電車を見て「本業×何か」を強く思う

和歌山電鐵貴志川線の「たまミュージアム電車」。人員輸送×猫好きホイホイとしての「本業×何か」。モデルハウスにも何かをかけてみてほしい。


昨日はちょっと時を戻して
先週の和歌山訪問のことを
書きましたが

さらに時を戻して
以前、和歌山で
「たまミュージアム電車」に乗った時のお話

たま電車が走っているのは
和歌山駅から貴志駅を結んでいる
和歌山電鐵・貴志川線

元々、南海の路線でしたが
慢性的赤字のために
廃止が決定され

存続を望む市民を中心に
様々な活動の結果
引き受け会社が生まれ

沿線自治体も補助をしながら
赤字幅がグッと縮小されて
継続されています。

市民の足としての必要も
あったんでしょうけど

有名になったのは
猫の「たま」を駅長に任命した
あたりからなのかな?


こちらは二代目のにたま駅長

2007年のたま駅長就任時は
和歌山県の観光効果が
11億円ほどあったというから
さすが猫様ではないですか。

貴志駅も猫型

電車の中もこんなふうに
煌びやかです。

ウキウキしている僕みたいな人と
普通に足として乗っている人が
混ざっていて面白い。

走っている電車全てが
たまミュージアム電車ではありません。

「動物愛護電車」なる
ラッピング電車も。

僕は人の不幸よりも
動物の不幸の方が
心が痛むので

こんな電車に乗っちゃうと
色々と思うところがあるなあ…

とはいえ、鉄道会社なので
人員輸送がメインのお仕事です。

いくら観光で人気とはいえ
普段の足に使う人がいなくなったら
経営が成り立たなくなってしまうでしょう。

工務店経営の場合は
観光客みたいな一見さんは
通常はお金になりませんが

中には工務店以外の入り口で
お客さんを集めているところも
ありますね。

カフェを運営していたり
雑貨を販売していたり
植物販売なども見受けます。

これらはこれらで
単独で経営を成立させながら

なんかいい感じ

をお客さんに刷り込み
通常の工務店の業態では難しい
「何回も来店するお客さん」を
作り出します。

その結果、この「なんかいい感じ」は
どこで作ってもらったの?

みたいな話が出てくる
というやり方

新しくはありませんが
一定の効果はあるようです。

もう一歩進めて
モデルハウスに何回も
来場してもらえる仕組み

があるといいかな〜。

とはいえ、冷やかし客が
モデルハウスにドヤドヤきても
困るので

モデルハウス×何かのお店
(電車×猫、のような)

モデルハウス×書店とか
モデルハウス×シェアキッチンとか
(ああ、僕の趣味ですみません)

入るお店を自社で経営するか
貸し出すかはどっちもありでしょうけど

せっかく建てたモデルハウス
すぐ売却するならともかく
長く使うのであれば

遊ばせておく時間を短するためにも
「×何か」は有効ですね。