結局全部熱になっちゃうのでエネルギー消費は減らそうよ

自動車も家電も住設機器も、使ったエネルギー分、熱を出します。だったら最初から熱が少ない(エネルギーを多く使わない)ものを選びたいなあ。


今日も浜松は暑い〜

よく、オートバイって
夏は涼しそうでいいよね
なんて言われるけど

とんでもね〜
直射日光、道路からの放射
そして自動車や自車の
排熱で地獄だよ!


(暑くて朦朧としている)

昨日二輪の話を書いて
思いましたが
オートバイや自動車からは
それなりの発熱があります。

どのぐらいの熱が出るのかな?

エンジンの熱効率から
計算してみようと思ったけど

考えてみれば
あらゆるエネルギーは
最終的に熱になるので

ガソリン車ならガソリン1Lを
使った時の排熱は
そのまんまガソリン1L分です。

エンジンの熱効率は
良くても50%ぐらい

1Lのガソリンを使ったら
500cc分ぐらいは
熱になって拡散します。

残りは運動エネルギーに
なるわけだけど

タイヤと道路の摩擦で
熱エネルギーになったり
ブレーキをかけると
これもまた熱エネルギーになり

最終的には
ガソリン1L分全部が熱になる(はず)

昔の原付は
1Lで50km以上走るものも
珍しくなかったけど
(排ガスの汚さは別として)

そういうのに乗っていたおばちゃん
(おばちゃんに限りませんが)が
みんな自動車に乗り換えると
良くても半分以下の燃費になる

つまり、同じ距離を走った時の
排熱は2倍以上になるってこと

あち〜わけだ。
みんな燃費のいい車に乗ってよ!

ガソリン1LはkW換算で
約9.6kWh

ガソリン1Lを使うと
9.6kWh分の熱をバラまくわけです。

と、バイクと車の話をしたけど
住宅で使うエネルギーも同じで
全部、最終的に熱になります。

暖房・冷房・給湯・調理といった
熱を直接扱う設備はもちろん

照明もテレビもパソコンも
みーんな最後は熱になります。

100Wの家電を1時間動かせば
100Whの熱になる。

そうすると暑いのでエアコンをつけて
外もますます暑くなる。

時々引っ張り出す
家庭のエネルギー消費推移のグラフ↓
(ちょっと古いけど)

住宅で使うエネルギーは
大体30GJぐらい。

意外なことに1973年度と
最近とであんまり変わっていない

キロワット時で
8333kWh

ガソリンなら
868Lぐらい

実際は地域や世帯人数で異なりますが
ならせば年間でそのぐらいの熱が
住宅から出ているってことです。

環境問題! と大上段に
ふりかざさなくても

エネルギー消費が多いと
夏がもっと暑くなるよ

ということが生活者に伝わると
少しは良くなるのかなあ?

エアコンなしで快適に暮らせるなら
それに越したことはないけど

そうではないなら
せめて最小限のエアコンで
暮らせるように

外皮性能を上げたり
夏の日射遮蔽や冬の日射取得を
しっかりやること

ここまでは多くのところで
できているでしょうけれど
さらに

発熱の大きい家電は
できるだけ新居に持ち込まないように
(冬はいいかもしれないけど)

そんなことまでお伝えできると
いいですね!