色気が足りない

な〜んか、色気が足りねえよな〜、という愚痴です。


ChatGPTのOpenAIの動画生成「SORA2」を
試してみました。

これ、かなり簡単なプロンプトで
勝手にここまで生成してくれて

ツリーハウスとか木とかはちょっと
おかしいところもありますが
周りの風景とかは普通に撮った映像
と言われてもわかんないですよね。

すげえな〜と思う反面
これってたまたま出てきた映像でしかなく
誰かが気持ちを入れて創作したものではない…

少し前に、ChatGPTがエロ解禁
なんて話題になりました。
今後、年齢確認の上で
成人むけコンテンツ(?)が
生成できるようになるんだとか。

これで大喜びの人も
いるのかもしれませんが
なんだかな〜

エロと色気は違う、というか
色気って、いろんな仕事に必要だと思ってます。

昔、クソ真面目というか
教科書通りというか、そんな部下に
色気が足りない
苦言を伝えたことがありますが

色気がないので
意味がわかんなかったようです。

筒井康隆さんが『創作の極意と掟』の中で
色気について触れています。

以下引用

しかし単に男女のエロチックな愛欲描写だけをえんえんとやっただけでは小説としての色気は少しも感じられない。これはポルノグラフィであって、読者はリビドーを昂進させるかもしれないが、それは小説としての色気ではない。

ポルノグラフィと色気は違う。

素敵な建築というのは
見た目が整っているとか
室内環境が良いとか
そういうこともあるんでしょうけど

色気が漂っている

これに尽きるかな…

色気を感じる建物は
そうそう会えるものでもないですし

よーし色気を出すぞ〜って
力んで作れば作るほど
小説でいうポルノグラフィ側に
なってしまうような…

筒井さんはこうも言っています。

さて、何を言いたいかというと、作家すべては自身が色気を持てと言いたいのである。そうすれば特に色気を意識せずとも色気が文章の端ばしに匂うであろう。

結局のところ
作り手に色気があれば
作品にも色気が出るのだ、と。

小説と建築はイコールではありませんが
色気のある建物、増えるといいなあ。

あ、これじゃセクシー大臣と変わんねえか…