「フルスペックの総裁選」という
言葉が跋扈してますね〜
なんとなく「フルスペック」って
パソコンやクルマなんかを買うときに
機能が一番いいやつとか
そんなイメージがありますが
それは「ハイスペック」だよなあ…
フルスペックか簡易型か知りませんけど
自分らの都合でその都度決めちゃうんだから
スペックが云々、なんてあんまり意味ないような…
それはさておき
スペック
です。
住宅のスペックっていうと
公的なものとしては
設計性能評価や建設性能評価
類似して長期優良住宅などがあります。
Ua値やC値で性能自慢する
というのもよく見られます。
(ηA値は自慢しないくせにな〜)
スペックは高いに越したことはないけど
高いからといってそれがいい家とは限らない
というのが僕のスタンスですが
スペックを語らないようにすると
言うことがなくなってしまう…
という悩みをお持ちの諸兄もいらっしゃる
いや〜、性能性能言われる前は
何を売りにしてたのよ?
と言いたくなるけど
売りがなくても売れる時代だった
ってことかもしれません。
今はそうもいかない時代です。
スペック含めて何が大切なんでしょうね〜
燃費という面では
自動車がたどり着いたある種の結論に
家もようやく辿り着きつつあって
それはそれでいいことだと感じていますが
住宅と自動車に
決定的な違いがあるとすれば
自動車の選択肢より
家の選択肢の方が圧倒的に多い
ということ
自動車は、多少カスタマイズできますが
基本は吊るしのものを買うことになります。
車種もメーカー数も限られています。
例えば車を買うときに
ホンダなんてメーカーあるの知らなかった〜!
なんてことはそうそうないでしょうけど
住宅の場合は、大手・準大手であっても
知らない、ってことはありうる話だし
ましてや中小工務店となると数万社と言われるレベル
(もちろん、地域ごとにある程度絞られはしますが)
お客さんは
ものすごくたくさんの選択肢から
会社を選ばなければいけないし
そして当然、家づくりにあたっては
スペックはもちろん、他のあらゆることを
選ばなければいけなくなる
大変ですよね〜
そこまでエネルギーかけられないから
建売を選ぶ人がいるのもわからなくはない。
でもそこで戦わずに
会社を選んでもらってから
家づくりを始めてもらうという
土俵で戦う場合
さてこのとき
わざわざスペックで
横並び比較をされる場所に行く
というのは得策でしょうか?
お客さんは、どこを選んだらいいのか
ますます混乱してしまうのでは…?
スペックで選ばれようとすれば
スペックで選ばれない理由にもなる
価格も同じですね。
安くして選ばれようとすれば
もっと安いところに負ける。
さて改めて聞こう。
あなたのところで建てると
どんないいことがあるの?