今年はクマ出現のニュースが
本当に多いですね。
街を歩いていたら後ろからクマに襲われる
なんて想像もしたくありませんが
クマよりも人の命を奪っている野生生物は
ハチ
日本だと毎年20人ぐらいが亡くなっています。
でもあんまり報道されませんね。
クマの駆除が報じられると
クマが可哀想、という苦情も出るみたいだけど
ハチの駆除(は報じられもしませんが)を
可哀想、って人はあんまりいないのかな…?
しかし、それよりもっと人の命を奪っているのが
自動車
2024年には2663人が亡くなっています。
1970年には16765人が亡くなっているので
だいぶ減ってはきていますが
クマとかハチの比ではないですね。
こんだけ人を殺してしまっていても
クルマも駆除しよう、って話には
ならないんだなあ…
社会的に得られる利益(便利さ)と
亡くなる人の数・確率のトレードオフ
なんだろうけど
さらにたくさんの人が死んでいるのば
住宅の中です。
溺死・溺水・熱中症が多くを占めています。
2023年の人口動態統計によれば
両方合わせて7000人ぐらい。
クマやハチによる犠牲者の数百倍です。
交通事故と比べても数倍です。
でも、当然ながら家を駆除しよう
とはならないわけですが
駆除した方がいいよね
人の命を奪うような家は。
溺死の多くは「いわゆるヒートショック」
(というか浴室内熱中症ではないかと
僕は思っていますが)
夏場の熱中症も含めて、温熱環境に由来する
死亡事故が多いのです。
これは防げる事故です。
ヒートショック対策で断熱改修
というのはよく言われるけど
お風呂を熱くしすぎて長湯する
ってのは住まい手の問題です。
つまり建築設備だけでは
今のところ防げない事故です。
どうすりゃいいんでしょうね?
声をかける
それ以外ないんじゃないかな〜
昨日書いたメンテナンスの話にも
つながりますけど
すでに住んでいる人に声をかける
というのは
あまりやられていません。
だからこそ、暮らし方にスポットを当てつつ
改修工事も後ろに控えてるけどね…
という感じの声かけは
重要なんじゃないかなあ。
こういうベタな話はポスティングとかも
効きそうですけど
まとめてwebページを作っておけば
ちょっとしたアクセス像にはなることでしょう。
自動車事故もそうだけど
ハードウェアの進化もとても大事
でもやっぱり「使い方」が
一番大事なのです。
ちゃんと「使い方」説明してますか?