日本で昨年生まれた赤ちゃんの数は、70万5809人(外国人含む)だそうです。
過去最小です。
僕の頃は200万人とかだったので、1/3近くになってしまっています。
児童手当とか、出産時に支援金を出したりとか、国も何にもしてないわけではないですが、子ども、増えませんね。
東京と石川は増加に転じたそうだけど、東京も依然出生率自体は低いので、増加は、手厚い補助を期待した若い夫婦が他所から転入してきたってことかもしれません。
石川は…能登半島地震の影響でいつも以上に減ったのが戻った、ってことかな。
こうして考えると、基本的には全国的少子化ですね、やはり。
子どもが減れば何が起きる
当たり前ですが、人口が減れば、金を使う人も稼ぐ人も減ります。
家を建てる人も減ります。
すごくざっくりいえば、30年後に家を建てたい、という人が1/3ぐらいになってしまうわけです(いや、もっと減るかも)。
親子4人、30坪・4LDK、みたいなモデルは、もう血まみれのレッドオーシャンですね。今でもそうなのに。
ライフイベント(結婚した、子どもが生まれる、小学校に入る)による家づくりが今でも多いです。
そのせいもあってか、住宅とは何の関係もない、子ども向けのイベントも開催されたりします。

が、これはある意味「受動的」な家づくりですね。家を建てたいから子どもを作った、とか、家を建てたいから小学校に行かせる、なんてことはないのです。
しかし、人が減ってくれば、受動的ライフイベント自体も減ります。
そうすっと、能動的な道を見つけてもらうしか、ないよなあ。
能動的な家づくりの動機とは何か
一人で豊かに生きたい「超・独身貴族の趣味ハウス」
子どもが一人だからこそ、最高の環境を与えたい「超・教育特化住宅」
多世代や近所で支え合いたい「シン・コレクティブハウス」
家で看取られたい「まさに終の住処」
相続税対策…は、動機にはなっても熱量が足りないかもな…
人それぞれ、色々な事情があります。
その事情にちゃんと寄り添ってくれる、あるいは期待以上の提案をしてくれるなら、ありかとは思いますが、実例として見せていくのが難しくもありますね。
とはいえ、今だって、一人暮らしの家とか、壮年期の終の住処的家とかを受注しているケースもありますよね。
発信の順番
そういう人たちは、工務店の提案を受けて、ではなくて、それ以外の部分で、自分で探してたどり着いてきているわけです。
もちろん、子育て世代だって自分で探してたどり着いてくるわけだけど、そこに向けては、結構、広告しているけど、それ以外に対してはどうだろう?
能動的な動機を持つ人たちは、自分で探してたどり着く。でも、たどり着く先がなければ、出会えない。
「実例がないから発信できない」と言われそうです。特に女性の一人暮らしだったりすると、その事実を公表したくない場合もあります。
超・独身貴族の趣味ハウスを建てたい人が検索しても、そんなに近所で実例は出てこない。
それはつまり、先に旗を立てた工務店が最初の実例を作れる、ということでもあります。
実例を待ってから発信するのではなく、発信するから実例が来る。順番が逆なのかもしれない。
コンセプトでもいい。仮想プランでもいい。
「うちはこういう家を建てたい人と仕事がしたい」という表明でもいい。
完成写真がなくても、工務店の思想や姿勢は伝えられるはず。
少子化で受動的な動機が減っていく中で、能動的な動機の人と出会える工務店になるために必要なのは、まず「ここにいるよ」と知らせることなんだろうな〜。
ま、それもみんな同じようなことやり出せば、やっぱりだんだんレッドオーシャン化するんだけど…
