新人さんが来る工務店の、ちょっとした共通点

この4月から、新人さんが来た工務店さんに訪問する機会がありました。施主向けの発信と採用向けの発信は完全には重ならないけれど、「会社の中身」が見える発信はどちらにも届く気がします。


4月になると、新人さんが来た、という話をいくつかの工務店さんから聞きます。

もちろん、来ない工務店の方が多いです。
小さな工務店は毎年採用するほどの規模ではないし、そもそも応募すら来ない、という声の方がずっとリアルだったりします。
だから「新人さんがいる」というのはちょっとしたお祭りみたいなもので、話を聞いているこっちまでほんの少し浮き足立ちます。

そんな4月、早速、工務店さんとミーティングの機会に、入社したての新人さんともご一緒させていただきました。
入社初日に、僕との話に長時間…大丈夫だったかな?

なんにせよ、新たな出会いと、これから伸びていくであろう人を見るのは、楽しみですね。


このケースに限らず、新人さんに工務店の中はどう見えているんでしょう。

工務店に入ったばかりの人が最初に感じることって、なんだろうな、と想像してみます。
現場の雰囲気、社長の人となり、職人さんとの関係。そういう空気みたいなものは、入ってみないとわからない。

一方、入る前から見えるものもあります。

検索してみるとか、SNSを見てみるとか。
就職活動をする若い人たちは、会社を「受ける前」にかなり調べています。
工務店の規模からしたら口コミサイトに情報がないことも多いから、結局は会社のウェブサイトとか、Instagramとか、ブログとか。
そのあたりが「入る前に見えるもの」になるわけです。
ここって入ったら何するんだろう、って思ってもらえてるかな。


工務店の発信って、どうしても施主向けになりがちです。
完成した家の写真、見学会のお知らせ、暮らしのヒント。

施主が知りたいのは「この家に住んだらどうか」で、働く人が知りたいのは「この会社にいたらどうか」。
完全には重なりません。

けれど。

社長がどんな判断をしているか。
職人さんとどんな関係にあるか。
難しい工事があったときにどう乗り越えたか。

「モノ」のことだけではなく、そういうことをブログやSNSにぽつぽつ書いている工務店は、確かにあります。
意図して採用に活かそうとしているわけでもなかったりするんですが、結果的にそこに「会社の中身」が見えている。

新人さんが来る工務店って、もしかしたらそういうところが多いんじゃないかな、という気がしています。


施主が読んでも面白くて、働く人が読んでも「ここいいかも」と思えるような発信。

そんな都合のいいものがあるのか?

ある、はずです。

それはたぶん、社長なりスタッフなりが、普段どんなことを考えながら仕事をしているか、をそのまま書くこと。
小難しくなくていい。自慢じゃなくていい。

どんな人が、何を考えてやっているか。
どちらか、ではなくて、両方ですね。どんな人が、と、何を考えて、の。
この辺、実態と異なること書いたって、バレた後が困るもんね〜。

4月に新人さんが来た工務店も、来なかった工務店も、来年の春のために何かできることがあるとしたら、そのへんかな、と思ったりします。
もちろん、新卒だけが求人じゃないので、来年の春と言わず、今からやるべし!