アイーン!

ここは東村山。

志村けんさんの生誕地です。
柿木会なる勉強会に参加しています。
今回は、東京・東村山で設計事務所カメプランアーキテクツを営む大出さんの、自宅兼モデルハウス「オフグリッドな我が家」を舞台に、見せてもらったり、話を聞かせてもらったり。

この日は5月なのに、もう夏のような暑さ…
ですけれど、ちゃんと日射遮蔽がされています。

大出さんと僕は、OMソーラー時代の同僚です。
当時から目的意識をもって行動している人、という印象がありました(と、持ち上げておこう、でもホント)。

オフグリッドの詳しい解説は、大出さんが運営する「みんなのオフグリッド研究所」を見ていただくとして、まあ、皆さんいろんな要素技術にも興味津々です。

数時間の中身全部を、このブログで書くのは無理なので、僕が感銘を受けた部分をかいつまんでしまうと
例えば、この家のUa値は0.24。超高断熱の部類ですが、断熱命、の人たちからみたら、もっとやれる! みたいにおもわれるかもしれません。
でも、この数値は、断熱性能を誇りたかったのではなくて、得たい室内環境と、得られるであろう太陽光発電(と蓄電)と、その電力を利用した暖冷房をもとに導き出された数字です。暖房を夜動かしていたら蓄電が足りないから、じゃあ日中の暖房だけで、あとはどのぐらい断熱するか。そんな風に導かれた値です。
(いただいた資料にηAC値1.22というのもちゃんと書いてあった。僕は日射遮蔽が大好物なのです)
値そのものではなくて、得られる結果から設計する。
至極、あたりまえのことではあるんだけれど、住宅設計の現場で、こういう風にしているケースがどれだけあるだろうか?
みなさんも、断熱等級いくつ、Ua値いくつ、みたいなアプローチ、してませんか?
でも、それでワタシの住む環境はどうなるの? という問いには、意外と答えていなかったり。
あるいは、建てた結果がどうなったのかを、測ってもいなければ、住まい手さんに聞いたりもしていなかったり。
蓄電池の容量もしかり。大きければいいかというと、そんなことはなく、要するに、「いい塩梅」があるのだ、と。

この「いい塩梅」は、勘や経験ではなくて、明確に計算できる部分でもあります。
数値スタートのアプローチではなく、塩梅を言語化、数値化する。
大出さんのお話を聞いて、そういうことをあらためて考えさせられました。
モデルハウスは、まさにモデルハウスとして作られていて、要は「これやってみた、こっちもやってみた。比べたらどうだろ?」的なところもあります。
売却目的の工務店のモデルハウスでは出来ないかもしれないけど、モデルハウス、っていうんだから、やっぱり「自社が説明したいものをわかりやすくみせる」という仕掛けも必要なんだろうな〜。

このほかにも、設計事務所と工務店のお付き合いの仕方にも、いろんな示唆をいただきました。
もちろん、一方的に話を聞く、というだけでなく、参加者それぞれの経験、知見を共有しながら。
こっちもとても重要な話なので、またどこかで掘り下げていきたいです。
翌日は、大出さんが実施設計された教会を見せてもらいました。
住宅のスケールで非住宅をつくる、というやり方として合理的でいながら、ちょっと遊び心のあるところもある。

いや〜、勉強になったなあ。
猫様にもお目にかかれたし。


大出さん、ご一緒いただいた皆さん、ありがとうございました!

