昨日書いた谷口作品は1勝3敗、他にもあるんだけど、それ以外も見たいからな…
というわけで、今回は金沢の古いものを見に行きます。
金沢城。

お城を見にいく=天守閣に登りたい、という人も多いですが、金沢城にはかれこれ400年以上前から天守がないそうです。
火災で消失した後、復元されていないのです。
代わり、と言ってはなんですが、櫓や長屋が復元されています。
二の丸御殿の復元も進められているそうです。リッチだなぁ。

内部の展示はかなり建築技術についての割合が高い印象です。

こういうの見て、木造建築への関心が高まるといいなあ…と思うけど、あんまり見ている人はいませんでした。

これ写真が斜めなんじゃなくて、建物が菱形。嫌がらせか…?

能登半島地震での被害があったようです。

建物は現在の建築基準法にあわせて柱を太くしたりしているそうですが、概ね当時の形で復元されているようです。
古い建物を見たんじゃなくて、古い建物を復元した新しい建物、ではあります。
シンボルとしてのお城、として、RC造の天守とかあちこちにあるけど(地元浜松城もそうです)、あれは本当に観光用というか、ある意味建築の原初の目的である「権力の誇示」みたいなところもあるのかな? なんて思います。
じゃあ木造の復元でならいいのか? お金もだいぶ使うだろうけれど、そうでもなければ、大型の木造建築の技術など無くなってしまうかもしれない…
と考えると、復元もありなのかな、という気もします。
隣接する兼六園も見て

長町武家屋敷へ。

土塀の凍結を防ぐための「薦掛け」がされています。
↓さっきの兼六園の写真でも、拡大してみると松を縄で吊るしています。「雪吊り」という雪対策なんだそうです。
兼六園の庭師は県の直接雇用だというから、入札であちこちがやるんじゃなくて、きちんと技術を継承していく体制になっている、ということですね。

薦掛けも雪吊りも、季節のための設えで、現代においては面倒くさいと敬遠されそうですが、しかし、そういうことを知らない人ばかりになっちゃうと、何もかも建材だより、になっちゃっていくのかなあ…

武家屋敷内部。

茶室の天井も面白い設えでした。
武家屋敷を出てバスを待っていたら、県の観光アンケートに捕まる。
旅の目当てを聞かれたので、建築を見に来た、と答えたかったのですが、選択肢にありませんでした。
通常は、建築というのは手段であって目的じゃないんだな〜。
でも、古いものや技術にあたることは、そういう仕事に携わる者にとっては必要なことだな、と感じました。
↓アンケートのお礼にいただいた能登ヒバの香り袋。

能登ヒバの産地って、もろに被災地ですよね…
NOTO
NOT
ALONE
またそのうち、伺って応援してみます。

