ここのところ、エアコン礼賛っぽい話を書いてきました。
普段の僕の立場からすると、アレ? と思う方もいたかもしれません。
我が家は新築後しばらく、エアコンなしで過ごしていました。
不在時も2階の窓を開けっぱなし。
防犯とか冷房負荷とかの点で、プロの皆さんに叱られそうな感じですが、まあ、それで過ごせていたのです。
(すごーく暑かったけど)
エアコンをつけたのは2011年ごろ。室内飼いの猫が、2階の窓から落っこちてしまったのです。
(猫は無事でしたが、家に入れなくて困っていました)
というわけで、猫を口実にエアコンをつけたのが、15年前、2011年ごろです。
そのころの浜松の天候って、どうだったんだろう。
Amedasの過去データを見てみると
7月の日平均気温は
2011年が26.3℃
2025年が28.4℃
うわあ〜暑くなってる、と感じますけど、実際には降水量の差もかなりあり(2011年は281.5mm、2025年は71.0mm)、梅雨の状況にも左右されています。
(日射量も同様ですね)
近年は、夏の陽射しがものすごく暑く感じます。太陽が熱くなってるのか? というとそういうわけでもなく、地面や建物が熱くなった分、放射熱をたくさん感じるようになってる、ってことでしょうね。
そしてもう一つ、忘れてはいけないのが、建物の、住まいからの排熱です。
エアコンの冷房COPが4だとします。
1のエネルギー投入で4の分の冷熱が得られる! すごい!
つまり、投入したエネルギーの5倍の排熱がある、ってことですね。
(まあ、4の分は元々家の中にあった熱だけど)
エアコン冷房は、効率よく地域を暖める仕組みでもあるのです。
こんな説教めいたことを、一般のお客さんに言う必要はないと思います。
でも僕は、作り手には説教めいたことを言います。
作り手は、こういうことも理解して臨んでいただきたい。
だって、一度できてしまった仕組みは、建物は、長く使われるものだから。
エアコンは効率がいいです、とか、太陽光発電で動かすので実質タダです、というだけではいけない。
ちゃんと日射遮蔽をして、断熱もして、空調計画もまともにやって、出来るだけ少ない冷房負荷を作り出すこと。
これが、プロの仕事じゃないだろうか。
エアコンを使うなとか我慢しろとかは言いませんけど、無自覚に地域を暑くすることに手を貸している、ってことにならないように、意識高くやっていただきたいな〜。


