新幹線の弱冷房車にて

同じ26℃でも、暑い人と寒い人がいる。「エアコン一台で快適」と言い切るほど、こぼれ落ちる人がいるのかもな〜。


昨日は二十四節気の大暑。暑かったですね〜。
JR飯田線ではレール温度が上がりすぎて運休したそうです。

僕は新幹線で浜松に戻ってきたのですが、ちょうどその頃に、浜松も40℃超えを記録。
無事、酷暑日の仲間入りです。
嬉しくねぇ〜。

そんな新幹線での出来事。


短い距離だったのと、乗車時刻も決まっていなかったので、指定をとっていませんでした。
自由席の3号車に並んでいたところ、アナウンスが流れます。

ひかり号3号車は弱冷房車で運行しています。

何ィーーーーー?

弱冷房車なるもののニーズがあるのはわかっています。
でも新幹線でやるんか…

調べれば、昨年試験運用した上で、今年の7月・8月のひかり号の3号車は全部、弱冷房車だそうです。

自由席だから、嫌なら他の車両に行って、ってことのようです。

僕は普段はエアコンのない部屋で仕事をしてますが、出かけたら汗だくだし、弱冷房車には乗りたくない。
ので、ひかり号の自由席車両が1両減ったようなもんです。


同じ温度設定の冷房でも、暑く感じる人もいるし、寒く感じる人もいる。
まあ、当たり前で、みんなわかっていることのはずです。

しかし、暑さを感じる要素は気温だけではないし、感じ方には個人差があります。

家族の間でもそうですよね。
エアコンの設定温度を夫がこっそり下げ、妻が寒さに気づいてまた戻す…の繰り返し、みたいな。

25℃50%が快適です、というのは、あくまで目安であって、そこから当然振り幅があるってこと。
複数人の家族が、全員揃って同じ温湿度で満足、とは限らないわけです。

涼しすぎたら少し服を着たりすればいい?
ちょっと暑いという人が扇風機にでもあたればいい?

こんなことは、作り手の責任ではない、かもしれません。

ただ、「エアコン一台で快適」とか「全館空調で温度ムラがない」とか、声高に言えばいうほど、理想と(個人の感覚差があるという)現実のギャップが目立ってしまうかもしれません。


人が欲しいのは、「温度」「快適」か?

本当は「快適」のはずなんですが、なぜか「温度」がメインになってしまうことが、結構あります。

ある程度の「温度」の環境は、建築(と設備)でつくるから、細かい調整は住む人がやってくださいね、というのが、住まい手の「住みこなし力」みたいなものを育てることになると思うんだけど。

まあ、便利なものが出てくると、人の能力は弱まっていく。
住まい手さんに、どこまで楽してもらって、どこからは自分でやってもらうのか。難しいテーマだなあ。
(ちょっと、楽だけが強調されすぎな気がしてます)

そういえば新幹線は、「弱冷房車です」と正直に名乗って、嫌なら隣へどうぞ、と逃げ道を用意していました。
「全員が快適」なんて、はなから言っていない。僕は早々に他の車両へ逃げ込みました。

案外そういうのが、一番親切なたてつけなのかもしれないな〜。