イベントは木を植えるが如く…?

ほんの少し秋の気配がする夏の夜、スパイスカレーをいただきに(?)。工務店のイベントは誰のために何を持ち帰ってもらう場所なのか、それぞれの色が必要だな〜。


日曜恒例メシの話。

素敵なスパイスカレーを頂きました。

実はこのカレー、前にブログでも触れた猫の手さんの出店です。

お酒もあったんだけど、バイクで来たため断念。
はやく自動運転のオートバイでないかなあ…楽しくないかな


入政建築さんが、毎年やっている「グリーンフェス」にやってきました。

お客さんが来る前にお邪魔しまして、会場は、こんな感じ。

この催しには何度かお邪魔しています。
ほんの少し秋の気配がする夏の夜、飲んだり食べたり歌を聴いたり。持ち込みのお酒でまったりしている人もいる。いいなあ。

出店を目当てで来る方もいるみたいだし、音楽目当ての方もいるでしょう。

裏を返せば、工務店を訪ねてきた、という感覚は、そんなに強くないのかもしれません。

ここに来た人をがっさりと刈り取る、収益化する、なんてことを目指しているわけではないのです。
(もちろん、そうなったら嬉しいはずだけど、直接的にそういうイベントではない)

じゃあ何か?

印象づける

ということなんだろうな。
来た人にも、自分たちにも。

知らなかった人に知ってもらう。
これが、広報・広告の基本です。

でも、単に知ってもらっても、覚えてもらうのはむずかしい。
覚えてもらうために、大量の広告を出す、なんてのも一つの方法ではあります。

ただ、それで、印象づけることができるのだろうか?

この工務店は、こういう会社なんだ、というところまで覚えてもらわないと。

イベントは集客用装置にあらず、印象づけのための装置だ、というのが、最近の僕の持論です。
(ピンポイントなイベントなら集客にもなり得ますが)

何を印象づけるのかは、工務店によって違うでしょう。

このイベントは宣伝色は強くありませんけど、今、新野さんの関心が強い、天然乾燥材の展示と説明がありました。

匂い嗅いでみてね、ぐらいで、押し付けはしない。

もちろん、どんなイベントだって、最終的には自社の経営に寄与するためにやるわけです。
ですが、一発でウハウハ、みたいなことを期待しちゃあ、ダメなんだろうな〜。


インテリぶって古代中国の故事など引いてみますが、『史記』にある「桃李もの言わざれども下自ずから蹊を成す」ってやつかな〜、なんて。

ざっくりいうと、桃や李は何も言わないけれど、美しい花と美味い実があるから自然と人が集まり、木の下には勝手に小道ができる、という話。

無理に呼び込みをしなくても、その工務店が自分たちの「美味い実(=らしさや佇まい)」をちゃんと育てていれば、人は勝手に集まり、勝手に印象を刻んで帰っていく。

イベントってのは、そういう「木」を植えておく場所なんだろうな〜。

まあ、道はできても、そこで立ち止まって家まで建ててくれるかは、また全然別の話なんだけど。

それにしても、イベントは会社の色が出ますね。
どこかで成功したイベントを、他の会社でやってもうまくいかないのは、「色」が違うから、なんでしょう。

つまり、持ってもらうべき「印象」と「色」、そしてイベントの中身がズレていると、きっと悲惨なことになってしまう。

と、カレー食って観てるだけのやつに言われたくないよなあ…ギリギリシラフだから勘弁してもらえるかなあ。