昨日書いた動画を撮りに
静岡は用宗方面にやってきました。
僕は10代の大半を
静岡市で過ごしたので
用宗港にも時々行っていました
当時はひなびた漁港だったのが
いつの間にやら
カフェやら何やらが
立ち並び
若者が闊歩していて
(人がいない写真撮るの大変だった)
浜にはカップルとか
SUPをしてる人がいて
なんだかシャレオツな
場所に生まれ変わっています。
生まれ変わらせようとしています
の方がいいのかもしれないけど。
他にも温泉施設やら
海産物の直売所やらもあり
リノベした一棟貸しの宿も
複数棟が連なっている
これで全部じゃありません。
もっとあります。
が、連なっている、と言っても
完全な塊ではなくて
一般の民家が挟まっていたりします。
先のカフェも、すぐ隣は
普通の民家。
やってくる人たちは
いわゆる観光客なので
風景やら飲食やらを
楽しんで帰っていきますが
お店ではない
地元の住民にとっては
どうなんだろうな〜
リノベーションは
ここしばらくの
工務店の大きなテーマでもあり
工務店以外にも
色々な事業者が参入してきて
ろくに断熱改修もせず
見た目だけ整えた
なんちゃってリノベも増え
そのケツを拭いてあげる
工務店も出てくる状態。
一戸の家であってもそんなです。
この用宗だけでなく
街をリノベーションしよう
という試みはあちこちで
行われています。
かっこいい建物や
美味しいお店などで
人がやってくる
というのは大事なことですが
街、という単位になると
見た目以外のことを整えるのは
ますます難しそう…
特に僕が気になるのは
そこに生活があるのか?
ということ。
かつての町家とか
農家住宅に
なんとなく安心感を覚えるのは
そこが職住一体の場
つまり生活の場でもある
ってことかもしれないな〜
日本の働く人の8割〜9割ぐらいが
サラリーマンと言われているから
職住一体はなかなか困難なのかもしれないけど
街を、商業だけでなく
生活の場でもあると考えると
やっぱり職住一体がベストだと
思う次第。
条件次第では
住宅ローンで職場部分も
まかなえるかもしれないし
(これはケースバイケースね)
そんなことは
小さな工務店一社でできない
と思うかもしれないけど
いわゆるビレッジ戦略の
コアだけは自社で作っておいて
周りはお客さんに
集まってもらう
そんなことができたら
楽しいよね〜
漁港なら漁港の
農村なら農村の
バナキュラーなデザインが
あるはずで
なんでもオシャレ〜
って感じにするんじゃなくて
かといって
ただの宅地にしちゃうんじゃなくて
これから
そんなプロジェクトに
関わらせてもらうことに
なりそうで
職住一体の街を
追いかけてみます!