「アップデートしろ」って言わない家の話

Windowsは「更新しろ」と言うけれど、家は黙って劣化していく。延長保証と工務店の“延命”をめぐる話です。


前にも書いたように
今日でWindows10のサポート終了です。

windows10を使い続ける最大のリスク
Windows10を使い続けるとどうなるか…という怖いお話
Windows11非対応PCの使い道
Windows11にアップグレードできないパソコンは、こっそり使え! というブログを書きましたが、ちょっと無責任かなあ、ということでLinuxにしろ、という、これはこれで無責任な(略)

↑の通りにする人は
少ないだろうけど

公式に用意されている
延長というか延命というか
そんな施策も用意されてたりします。

Windows 10 拡張セキュリティ更新プログラム | Microsoft Windows
拡張セキュリティ更新プログラムで Windows 10 を安全に使用しましょう。PC の保護に役立つ方法とその入手方法をご覧ください。

まあ、でも限定的なものなので
やっぱり買い換えたほうがいいですよ。

と、パソコンだったら簡単に言えるのですが
家だとそういうわけにはいきませんよね。

10年の瑕疵保証にあわせて
10年までは訪問点検するけど
あとは知らぬ存ぜぬ…という会社が
少なくありません。
(最初から知らぬ存ぜぬ…もあるけどさ)

保証期間の10年保てばいいでしょ、と
思っている作り手もいるのかもしれませんが

例えば家電って大体1年保証ですが
1年1ヶ月で壊れたら納得する人なんて
ほとんどいませんよね。
もっと長い間使えると思っているはずです。

ましてや家になると
家電よりずっと高額であり
それでいて家電と同じように
メンテナンスフリーで
(厳密には家電もメンテナンスフリーではないですが)

ずーっと使える
と思い込んでいる人は
多いのではないでしょうか。

また、家電では一般的になった
延長保証

住宅でも声高にいうところが増えましたが
要するにメンテナンスの囲い込み契約なわけで

実施しているところは
お客さんが本当にそのスキームを理解しているのか
今一度、真摯に問い直してみても
いいのではないでしょうか。

(知人で、やっぱり無償保証だと勘違いしていて
延長工事の額にショックを受けていた人がいました)

Windowsは
「もうすぐ使えなくなるぞ」
「アップデートしろ」とでてきて
ちょっとウザいぐらいですが

家にはそういうアップデート通知機能は
ありませんから

工務店が通知係にならないと
いけませんね。

それが住まいの延命にもなるし
工務店の延命にもなる!