広告ってウザい
のもあれば
そうでもないものもあって
なんでなんでしょうね?
回数が多すぎる
見た目がダサい
なんてのもウザい理由になるし
自分が求めていない製品・サービス
だったらやっぱりウザい
あるいは
ちょっと見ただけのwebサイトが
バンバン広告を出してくると
萎える…とか
工務店のサイトを見ると
その工務店の広告だけでなく
家づくり系広告がどんどん出てきます。
工務店支援業のサイトを見ると
工務店向けの広告がどんどん出ます。
中には感心するものもあるし
ゲェ〜ってのもあります。
先日見た、工務店向けのSNS広告で
これA/Bテストかな? という
ものに出会いました。
A/Bテストとは
AとBの二種類のものを出してみて
どっちがウケるか試す
という手法です。
で、この広告では
A.PDFを100円で販売する
と思ったら、少しスクロールして
下を見たら、同じところの広告が
B.PDFを無料で差し上げます
と2パターンある。
多分、くれるものは同じなので
100円払えパターンと
無料パターンでA/Bテストをしているのかな?
(100円で儲けたいわけではなく
それで釣れた人をタネに商売するんでしょう)
こういう
お客のいそうなところにコマセを撒く
あるいは投網を打つ、みたいな行動は
それはそれで参考になりますが
ただ、もしA/Bテストなんだったら
スクロールしてすぐにAとBが出てきちゃうんじゃ
ダメじゃないかな?
工務店の広告施策でもA/Bテストをすることが
たまにあります。
同じ広告から飛ぶリンク先を変えてみるとか
webの表示画像によってクリック数がどう変わるかとか
しかし、小規模な工務店の場合は
お客の絶対数がそもそも多くないです。
お金をそれなりにかける広告ならいざ知らず
webの改変とかSNSの内容とかでは
あんまりA/Bテストは成立しないんです。
1万人のうち、Aを7000人、Bを3000人選んだ
みたいなことならAが効果あるな、と判断できますが
10人のうちAを7人、Bを3人、の場合は
二人が心変わりするだけで五分になってしまいます。
言ってみれば誤差です。
というわけであんまりA/Bテストは
工務店の場合は向かないかな〜
やるんなら、AとB、単純に順番に試してみて
反応とか自分の意向を「感覚」として掴む
そのぐらいでいいんじゃないかと思います。
これからはいろんなことがAI基準で
判断されたり、制作されたりしていくので
みんなが王道に寄っていってしまいがち。
そこからどう軸をずらすか
(もちろん、売るためにずらすんじゃなくて
生き様そのものをずらすのだ!)
データサイエンスも大事だし大好物ですが
「空気」の方が効くことも多い
というか
「空気」を追う方が励みになるような。
ウザい広告とそうでない広告の違いも
もしかしたらそんなところにあるのかも。
ウザい広告は「売ろう」としてくる。
そうでない広告は「伝えよう」としてくる。
売るための工夫と
伝えるための工夫
似てるけど、違いますね〜。