佐塚です。
浜松の番匠さんに行ってきました。
番匠さんは、創業江戸末期、現在7代目という歴史ある工務店です。
天竜材を手刻みした貫構法で、土壁を用いるなどの伝統的な手法も用いながら、現代的な要素も取り入れて、爽やかで快適な空間を作っています。
木造住宅は熱容量が少ないので、温度が安定しにくくて、それを外皮で断熱してエアコンで調節する、というのが昨今の住宅の在り方ですが、土壁の家は想像以上に夏涼しくて冬は暖かい。けれど、土壁の効果というのは、断熱等級では測れないので、寄与しないんですよね。
別に高断熱にできないわけではなくて、お客さんの多くは長期優良住宅で建てられているし、住まい手のたっての要望で、土壁でHEAT20 G2の家も手がけられたりはしています。けれど、外皮性能ばかりを追う省エネではなくて、住んでみて結果的に省エネ、というのがいいよね、というスタンスです。
設計室は、浜名湖を眼下に見る高台の林の中にあります。眼下に浜名湖を見下ろす高台の林の中にあって、ソーラーと薪ストーブであったかい空間、しかも、猫もいるのです。素晴らしい環境。
お昼になるとみんなでテーブルを囲んで食事をしていて、今日は私も混ぜてもらいました。ご馳走様でした。
広告や見学会もあまりやらず、さらに立板に水のような営業トークをするわけでもありませんが、番匠さんで建てたい、というお客さんがやってきます。もうちょっとそういうことやったらいいのに、なんて話をしています。まだちょっとお知らせできませんが、そのうちまた動きをお知らせできるかもしれません。