秋がなくなっちゃった
なんて言われて久しく
しかし気がついたら
もう立秋になっていて
今は次候の「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」
まだ、うちの周りでは
ヒグラシよりクマゼミが鳴いてるけど
ちょっとずつ秋になっている…?
近所の公園にて
ん なんか落ちてる?
栗?
秋だな〜
ではなくて
樹になっているのはまだこんな状態
今年の大雨で
だいぶ落ちてしまったみたい。
僕の家にはクヌギとかコナラとかの
ブナ科の樹木が群生していますが
クリはありません。
クヌギもコナラもみんな実生からの樹で
クリも何回か庭に撒いたり
土に埋めてみたりしたけど
なぜかクリだけは全然出てきません。
どうせなら美味しく食べられるものが
なるといいな〜
(クヌギもコナラもその気になれば
食べられなくはないようだけど美味しいかと言われると)
自分で育てて食べるより
買った方が簡単・早い・安い
というのは確かにその通りで
昨今のタイパコスパ人間には
到底理解してもらえないかもしれませんが
自分で作ったものを食べるって
他には代え難い楽しみがありますよね。
僕も以前は庭で野菜を作ったり
果樹に挑戦したりしてきました。
野菜はそれなりにできたんですが
ゆず、シークワーサーなどの
果樹系は上手く行ったためしがない…
今は庭にあるもので食べられるのは
山椒だけですが、また挑戦したいな〜
という気になっています。
そんな気にさせてくれる工務店さんが
身の回りにもいて
椿建築所の佐藤さんは
自ら農家になって作物を作るとともに
農ある暮らしをしたいお客さんを
迎え入れられる場所づくりをはじめています。

マクスさんはお客さんとの
餅づくりのための米作を
昨年に続いて今年も実施中

どちらの様子も見ていると
食べ物を作るって大変だな〜
と思う一方で
そこに人の営みの原点がある
そんな気がします。
簡単にできることではないですし
向き不向きもありますし
どこの工務店もやったらいい
という話ではありませんが
実行している人だけが持つ説得力
というのがあります。
そこに共感するお客さんも
必ずいるはずです。
僕も自分で酒米作って酒を仕込んだら
みんな共感してくれるかな…
酒米といえば
結構古い本ですが
『ロジカルな田んぼ』という本がありまして
慣行農法はロジックを忘れ去っている
トライアンドエラーをちゃんと経験に
他でうまく行っていることが
自分のところでうまくいくとは限らない
という、まさに他所様の成功例を
かっぱらいたい諸兄に冷や水をぶっかける
そんな本ですので
農のことと合わせてご興味があればご一読を…