「秋田市の人口が年内にも30万人割れか」
「高校の野球部は卓球部より少なくなった」
という二つのニュースが目に止まりました。
ことは少子化だけでなく
一極集中化にも由来しているようです。
こうした事に影響を受ける建築業界も
頭を切り替えていかないと。
そんな話です。
去年、秋田駅の改札を出たらなまはげがいてびっくりした。
秋田市のニュースソースはこちら
野球部が減っている件はこちら
人口が減れば当然ながら
その地域でのあらゆる産業に
影響が出ます。
けれど、野球部が卓球部より
少なくなっているのは
少子化・人口減少だけが
原因ではないようです。
野球の場合
強豪校は県外からも
有力選手を獲得し
施設を整備し
指導者も充実しています。
強豪校は部員も多く
応援だけで三年間
そういう生徒もいるわけです。
かたや野球部に入りたい人数が揃わず
予選にも出られない学校もあります。
人口自体も減っているのですが
こういう不均衡によって
野球部が維持できない学校が
増えているわけです。
秋田も野球も自分の仕事に関係ない
そんな風に思う人も
いるかもしれませんが
秋田で起こっていることは
やがて多くの地方都市でも起こるはず。
僕の暮らす浜松市は
2007年には政令指定都市となり
その時点では
80万人を越す人口がありましたが
今年9月の推計人口は
78万人、来年は78万を割るでしょう。
秋田の場合は
出生率、婚姻率が低く
死亡率が高いなど
数値に現れやすいのですが
18歳と22歳で人口が減る、つまり
進学や就職で離れていくこと
これは多くの地方都市でも
同様です。
高校野球と同じように
強い都市に人が集まってしまう。
ただでさえ晩婚化・少子化のところ
近隣の大都市に人口が集中したら
どうなるでしょう。
大都市側は建築需要が増えますが
地方都市では建築需要は減ります。
少子高齢化による人口減少と
それによる住宅需要減は
ずっと前からわかっていたけど目を背けたい
不都合な真実で
でも影響が出るのは
もうちょっと先かな…
なんて思っていたら
円安・ウクライナ侵攻の資材高で
一気に客足が遠のいてしまった
購入できるお客さんが減ってしまった
2024年問題もあって
建築費が安くなる傾向は見られない
ということは
もう、人口減少と同じく
建てる人が減ってしまった、と
考えるほかないのでは。
パイが減ったのに
同じだけの実入りを
得続けようとすれば
数をこなす(シェアを上げる)か
利益率を上げるか
どっちも簡単ではありません。
もっと先に来ると思っていた
人口減少が、前倒しでやってきた
そう考えて、そんな社会を
どう生き残るか
今日・明日と
そんな知恵を持っていそうな
人たちに会ってきます。
僕も、いつまでも
どこの誰だかわかんない状態で
ブログだけ書いている
わけにもいかないので
ぼちぼちと
体裁を整えていきますよ。
では、行ってまいります。