「自社ドメイン」は本当に自社のものになっていますか?

以前の事業で取っていたドメインを
手放した後、第三者が入手して
悪用される可能性がある
ということが報じられていました。

自分に関係ない、と思うことなかれ。
そういう事故に遭わないための
ドメイン管理のススメです。


画像はNHKニュースwebより

「パパ活」情報 「Go Toイート」URLで表示 ドメイン流用の実態 | NHK
【NHK】コロナ禍で行われた外食需要を喚起する「Go Toイート」の終了に伴って、自治体ごとに開設されたウェブサイトの「住所」がい…

ちょうど今、ドメイン移管を
している真っ最中の
お仕事が一つありまして

せっかくだから
ドメインについて触れてみます。

ドメイン(domain)というのは
領地とか所有地とかいうような
意味のある英語です。

転じて、インターネット上の
「住所」のようなものを
指す言葉にもなっています。

多くの工務店は
自社のドメインを持っていて
(xxxx.comとか
yyyy.jpとかいうような)

webサイトやeメールも
そのドメインで
使っていることでしょう。

冒頭の報道は
こうしたドメインを
「使わなくなった後」の話です。

ドメインの維持には
年間数千円ぐらいの
費用がかかります。

事業が終わったら
ドメインもいらねーと
所有権を手放したところに

第三者がそのドメインを取得する
過去の事業の名前でうっかり
アクセスしてきた人に

パパ活だとか
オンラインカジノとかを
表示させる

だからドメインは手放さずに
持っておいた方がいいよ

そういう報道です。

工務店には関係ないな〜と
思うかもしれませんが

中には三つも四つも
ドメインを運用している
工務店もあります。

新規事業をやると
別ドメインの方が
カッコがつく場合が多いですから。

ところがその新規事業が
いつの間にかフェードアウトして
ドメインも料金を払わず期限切れ

そうすると報道と同じようなことが
起こり得ます。

まあ、GoToイートみたいな
大きな事業に比べて

工務店のドメインは
悪用する価値は
ほとんどないかもしれませんが…

工務店の場合は
ドメインで気を付けておきたいことが
他にもあります。

今、自社のドメインを
「どこの誰が」管理しているのか
正確に把握していますか?

web制作業者さんに
ドメイン取得もお願いしておいたら
実はドメイン所有者が
制作会社になっていた

そういうケースは結構あります。

その制作会社から
別の会社に切り替えた時
ドメインをちゃんと
移管してくれたらいいでのですが

そこで揉めるとドメインが
使えなくなったりすることも
あり得ます。

あるいは「ドメインの管理料」が
不当に高く設定されていたり。

僕の過去に経験でも
ドメインを移管する際に
高額な手数料を要求されるケースが
ありました。

もう切れちゃうお客さんだから
ふんだくってやれ
ということなんでしょうか…?

こういう所有権の話以外にも
ドメインを乗っ取る犯罪やらも
あるのですが
(これもドメインの価値が高くなければ
狙われにくい、かも…?)

まずはとにかく
自社ドメインの「所有権」と
誰が管理しているのか

この2点は正確に
把握しておくほうがいいです。

これを誰に聞いたらいいか
わかんない…
なんて状態だったら結構やばいかも?