「茶の庭」お茶振興のための茶畑の中の建築

静岡県は茶の栽培面積
荒茶の生産量、生産額が日本一で

地元新聞の一面を
茶況が飾ることも珍しくありません。

そんな茶どころにある
建築を訪れてきました。

静岡県はお茶の消費地でもあります。

一世帯あたりの日本茶消費量も一位

さらに市町村別では
一位が静岡市(僕の生まれたところ)
二位が浜松市(僕が住んでいるところ)

こんな前振りだから
僕もさぞかしお茶を飲むことと
思われたでしょうが

シラフ時に飲むのはほとんど水で

お茶よりは
酒の方がたくさん飲んでいる
かもしれません。
誇張じゃなくてマジで。

そんな非県民とも言える僕ですが
やってきました。

静岡県掛川市の「茶の庭」
設計は東利恵さんです。

隣接するお茶の老舗
かねじょう・佐々木製茶さんの
ショップ&カフェです。

曇天でも、見るからにお茶を
イメージしたであろう緑のアクセントカラーが
映えています。

左は、ほうじ茶?
(みかんじゃないと思うが…)

↑L字型の建物の、写真で右手はショップ
左側がカフェ。
敷地内にも茶畑があしらわれています。

青空だったら茶畑が
これまた映えるだろうなあ。

カフェの中からも茶畑がよく見えて

そこで、煎茶やほうじ茶だけでなく
お茶を使ったスイーツなどもいただけます。

(お店の中はお客さんが大勢いたので
写真なし)

テラス席はあいにくの天気で
誰も使っておりませんでした。
晴れていればこっちの方が気持ちよさそう。

テラス席から茶畑。

本格的なお茶から
お茶を使ったお菓子など
いろんなものが売られています。

僕もちょっとしたお礼を
したい相手があったので
購入してまいりました。

静岡の名産であるお茶は
実のところ生産量は減少傾向で
今年の荒茶生産量は過去最低でした。

あまりお茶を飲まない僕が
偉そうに言えませんが
高齢化や販売不振での離農も
一因のようです。

そういう中、この場所は
居心地の良い場所で
お茶やお菓子を味わえるだけでなく

茶畑、隣接する工場と一体となって
価値を作っていることも素晴らしい。

それ故に、たまたま観光客が
うっかり通りかかるような場所にはありませんが
ぜひ(できれば晴れた日に)訪れて
建築を楽しみながら、お茶の振興にもご協力を。

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日本のお茶どころ掛川市のショップ&カフェ”茶の庭”。お茶スイーツはもちろん、地元の野菜や果物を使った食事や茶匠自慢のお茶が揃っています。