冬至だからこそ太陽に感謝

本日は冬至、日が一番短い日です。

ここからだんだん日が長くなっていくと
やっぱり嬉しいものですね。

太陽に感謝しながら冬至について
語ってみましょう。

北半球では12月22日ごろが
冬至、太陽光度が一番低く
日が短い日です。

今よりも農耕が盛んだった昔は
なんといってもおひさまが出て
植物が元気になってくれないと
飯が食えませんので

冬至から
だんだんと日が長くなっていく

それはさぞ嬉しいことだったでしょう。

日本では柚子湯に入るとか
カボチャを食べるという風習が
ありますが

それ以外にもメジャーな
冬至のお祭りがありますよね。

みんな知ってる
クリスマス

これも元を正せば
冬至のお祭りという説があります。

ヨーロッパで流行っていて
太陽神を掲げたミトラ教では

冬至に太陽が亡くなって
また生まれ変わると信じて
そのお祭りをしていたそうです。

信仰を伸ばしたいキリスト教が
このタイミングを
キリストの誕生を祝う日と定め
冬至のお祭りをのっとっちゃったという話

幼い頃、クリスマスの話になると
「キリスト教じゃないくせに!」
と因縁をつけてくるやつがいましたが

冬至のお祭り、と考えたら
どんな宗教だろうが
構わないではないですか。

そんなわけで、今日は冬至。

太陽が一番弱る日でもありますが
一番寒い日、ではありません。

太陽の日差しは
直接気温を上げているわけではなく
地面や海面にあたって熱になり
その熱が空気をあたためます。

地面や海は熱容量が大きく
温度変化に時間がかかるので
太陽光線の影響にタイムラグが出ます。

冬至よりも
1月の大寒ごろの方が寒いのは

冬至の頃は、まだ
少し前の太陽の恵みが
残っている
ということですね。

この熱が一番少なくなってしまうのが
大寒の頃。

もし、地表や海に熱を蓄える機能がなかったら
昼間はすごく暑くなるし
夜は今よりずっと寒くなってしまいます。

住まいも同様で
木造住宅は、RCなどに比べると
熱容量が小さいので
室温変動が大きくなりがちです。

もちろん、適切な断熱をすれば
熱が逃げにくくなりますが
熱容量が小さければ
昼間は暖かくなりすぎることもあります。

もちろん、窓を開けたりして
対処してもいいんですが
せっかくの熱を捨てるのも勿体無い

住宅内に熱を溜めておくことができれば
昼間に室温が上昇しすぎることを防ぎ
夜間の温度低下も緩やかになる

ずーっと暖房しっぱなしなら
こんなことは関係ないと
思えるかもしれませんが

冬の貴重な太陽の熱を
きちんと家にとり込んで
ためておく、というのは

賢いことだと思いませんか?

我が家には空気集熱式ソーラーが導入されていて
冬至の朝も無暖房でこのブログを書いています。

20年以上前の家なので
現代の高断熱住宅に比べれば
室温は高くありませんが
無暖房でも靴下を履かなくてもいいぐらい。

太陽さまさまでございます。