いいニュースと悪いニュース、どちらから言いたい?

聞く時は悪いニュースから聞きたがり、言う時はいいニュースから言いたがる、らしいですが、全部言わなくてもいいんじゃない…?


朝起きたら
JAXAの探査機が月面に着陸した
という報道がありました。


画像はNHK Newswebより

日付が変わるぐらいまでは
リアルタイムで見ていたんだけど
寝落ちしてしまった…

太陽電池は機能しないなど
トラブルもあったようで
その点では悪いニュース
かもしれませんが

無事着陸したようで
良いニュース、なのでしょう。

一方、昨日は
自民党の各派閥が解散する
というニュースもありました。

ことの本質は
裏金を誰がどうやって作ったか
何に使ったか

だと思うのですが
派閥やめたから裏金ももう
作りません!
解散したから何もわかりません!
以上!

みたいな幕引きか?
当の本人たちは潔い決断の
つもりかもしれませんが

これはいいニュース?
それとも悪いニュース?

いいニュースと悪いニュースがあるがどっちから聞きたい?

という
アメリカの映画に
出てくるような話がありますね。

同じことをネタにしていても
見方によってよくも悪くも
捉えることができるわけですが

人は悪いニュースから
聞きたがる
傾向が強いようです。

どうせ聞くなら悪い話は
さっさと聞いてしまいたいとか

後から聞いた話の方が
印象に残るとか

一方で、伝える側からすると
悪いニュースはできれば伝えたくない
後回しにしたい

そんなことはないですか?

工務店の情報発信は
基本的にいいニュースだけで
構成されています。

集客の段階では
耳障りの悪い話は
あまり役に立ちませんもんね。

でも中には
これまで発生したトラブルを
オープンにして発信している
工務店もあります。

もちろん、ただ単に
失敗しましたという伝達ではなく

トラブル(悪いニュース)を知らせ
どう解決したか(いいニュース)を
合わせて知らせることで

結果的に解決した、という安心感や
よくないことも正直に伝えてくれる
という信頼感を得るのが狙いです。

集客用というよりファン化のための
情報発信です。

それ故に現在進行形のトラブルは
当然表に出しづらいのですが

トラブルの当事者はそれを見て

なんでも正直にいうはずが隠してるじゃねーか!

と火に油を注いでしまう
そんなケースも聞いたことがあります。

もちろん、社内での情報共有は
進行中のものも含めて必要ですが

世の中に出していくものには
何を出す、出さないをちゃんと吟味して
その順番もきちんと考えたほうが
いいんじゃない?

なんてことを
一連のニュースを見て思うのでした。