昨日のNHK日曜討論は
「どうする? 高齢期の住まい」
というテーマ
主な内容は
高齢の独居者が
住まいを確保するのが難しい
それにどういう官民の
取り組みがあるのか
というようなお話
(同番組webより )
歳をとってくると
住まいの確保が難しくなります。
賃貸が貸してもらえなくなります。
内見の手間もかかるから
不動産屋は避けるし
大家側から見ると
連帯保証人はいないし
ボケて部屋を壊すかもしれないし
死なれて事故物件化するのも嫌
お金持っている高齢者も
いることはいるけど
というわけで
高齢者は家を確保するのが
大変な状況、みたいなお話
わかっちゃいたけど
高齢になる前から
住まいを確保しておくことが
大切だな〜
高齢者に限らず世帯数でいえば
一人ぐらしの世帯が38%
(2020年国勢調査)
2015年調査から15%近く
増えていて
次回の調査(2025)時には
50%を超えていても
驚かないかな…
つまり、家族の人数は
一人(自分だけ)
という人が一番多いのが
この日本
僕自身は
この現象は決していいことだと
思わないけれど
ずっと単身で暮らす人は
多分これからも増えていきます。
令和4年度版男女共同参画白書の
グラフから↓
男女ともにあらゆる年代で
一人暮らしが増えています。
その人たちが
良質な住まいに住みたい、と思った時
どこにそれを求めるでしょうか?
大抵はマンションを
探しちゃうんじゃないかな〜
工務店は、意識するしないに関わらず
その半数の世帯の人たちを
マーケットから遠ざけてしまっていますが
もったいない
というか
一人暮らしの人が
いい住まいに出会う機会が少なくなって
かわいそう
「一人用の家を作ったら売れる!」
と言いたいわけではなく
(売れるかは分かりませんが
意図的に情報発信すれば
アクセスだけは増えるでしょう)
昨今の建築費高騰の一つの解である
「家を小さくする」
という提案力を鍛えておくのがよい
総額を抑えるために
家を小さくするというのは
「あきらめて小さくする」
のではなくて
「将来を見据えて小さくする」
そして
「小さくても楽しく暮らせる」
そんなことを訴え続けていくと
単身者向け住宅が
求められる時代に
活きるんじゃないかな
小さくまとめるのって
すごく難しいし
あんまり儲からね〜しと
思うかもしれませんが
これも社会の要求です。
日本の住宅は
かつて「うさぎ小屋」と揶揄された
反動もあってか
長期優良住宅なんかは
下限面積があったりして
小さい家は良い家にならないと
国がお墨付きをしちゃってますが
そんなことない!
面積で判断せず
実際の暮らしで判断しよう!