ヘルシオで調理した自慢をするプロはいない(はず)

今日からまた出張のため
家族のために作り置き料理を

作り置きよりも毎回作る方が
手間をかけている
ということになるんだろうけど

そこまではなかなかできず
まとまった時間に作り置きを
することが多いです。

限られた時間の中で
まあまあ役に立っているのが
これ

シャープのウォーターオーブン
ヘルシオ

気密の高い庫内に
過熱水蒸気を満たして
蒸気(水)で焼くというもので

色々とセンサーも付いていて
放ったらかし調理ができます。

自分で焼くと中が生だったり
外が黒焦げになったりする
マグロのカマ焼きなんかも

ボタン一発で出来上がり

同時に他の調理をしているときなど
大変にありがたいのですが

これに頼っていたら
魚を焼くのがすっかり
下手くそになりました。

とはいえ
食べる側の人にしてみたら
美味しけりゃいいわけで

ヘルシオで焼こうが
ガス火だろうが
あんまり関係ないのかもしれません。

逆に、もっとこだわるなら
炭火を使うとか
いくらでもその先があります。

だからこれは結局のところ
自分がどれだけやったら満足するか
の話なのかもしれません。

でも、自分がやり切ったと思えるものと
疑問を持って取り組んだものとではやっぱり違う

そう思いたいのです。

同じようなことが
工務店の仕事にもありますね。

合理化を図れば
どんどん合理化できる
世の中です。

3Dプリンターで住宅が
できてしまう時代です。

あらゆることを
一から手仕事で、なんてのは
極めてむずかしくて

でも多くの工務店の
売りの一つが手仕事です。

では、どこからどこまでが
「やり切った」と思える仕事で

どの部分はヘルシオ調理のような
(ヘルシオ、悪くないんだけどね)
自分たちがやらなくても
そんなには変わらないことなのか

どうやったら自分の満足を
お客さんの満足に昇華できるのか

ヘルシオ調理みたいな内容を
自社の強みとして
自慢する工務店もあるけど

お隣の工務店が
ヘルシオを買ったら
どうすんだろう?

僕はけっして
ヘルシオ的合理化は否定しない
というよりはむしろ好物で

だからこそ
合理化の先にある
手間の価値こそ大事にしたい

結局のところ
自分のこだわり、満足に
共感してくれるお客さんを
どう見つけるか、どう選んでいくか

そんなことを考えながら
調理完了

観光
出張に行ってきま〜す!