昨日は地元・遠鉄バスが
Xでトレンド入り
ICカードの残額が足りなかった
小学生に対して
運転手が威圧的な態度をとった、とか
全国ニュースでも
報道されましたので
ご存知の方も多いでしょう。
僕もこの遠鉄バスを
よく利用します。
ブログのネタにしたこともあります。
今回の事件も
報道だけでは全部を判断できませんが
会社のマニュアルでは残高が足りなかった場合、目的地まで客を乗せた上で、次回の乗車の際に足りなかった分の支払いを求めることになっている
ということなので
少なくとも運転手の対応は
社内のマニュアルに
違反していたようですね。
この遠州鉄道
地元では一代財閥で
浜松市への影響力も大きく
僕が下手なことを書いたら
消されてしまいます(嘘)
それでもあえて
ネタにさせてもらうと
会社のセグメント別
売り上げ↓
バスや鉄道といった
運輸事業の売り上げは
リテールサービス事業
(百貨店やスーパーマーケット)に
遠く及びませんし
モビリティサービス事業
(自動車販売、リース、ガソリンスタンド等)
にも水をあけられています。
不動産事業よりも
ちょっと少ないぐらい。
これが利益になると↓
運輸はずーっと赤字で
昨年度ようやくごくわずかな黒字。
鉄道会社の名を冠しているけど
利益の柱は自動車販売と
不動産といってよいのでは。
昨年にはM&Aで
二輪販売会社を買収し
二輪販売も始めています。
そしてもちろん(?)
不動産事業では
分譲・注文住宅も手掛けています。
鉄道会社が
不動産開発をするのは
阪急が日本に広めた技法ですが
こと地方都市にあっては
鉄道と不動産価値は
そんなに密接でもないので
本業(運輸)への
シナジーがあるとは
いえないでしょう。
と、なんだか遠鉄の
事業の解説になっちゃいましたが
本業とのシナジー効果を狙って
はじめた事業が
いつの間にかメインになってしまう
そんなこともあるわけで
住宅は新築需要が
大きく落ち込んでいて
別の事業に活路を見出そう
というところも出てきています。
まるっきり畑違いのことを
いきなり始められるわけも
ありませんが
これまでの本業と
何かを掛け合わせる
住宅 × ○○
という路線は
大いにあり得るし
その○○は
儲かりそうだ、とか
そういうことだけじゃなくて
社長がとても好きなことだとか
その地域に
なくなってしまったものだとか
そういうものを
掛け合わせていくと
魅力が出たり
価値が大きくなったりして…
と、とりとめもない話になりましたが
新築はもう増えていかないって
みんなわかっているんだから
何か手を打たないとね…
〇〇を一緒に考えましょう!