3000万人を超す巨大市場を敬え

敬老の日、に限らず高齢者を敬い、そしてお客さんとしてもちゃんと見ていこう


敬老の日ですね。

別に今日に限らず
敬うべきものは
いつも敬えばいいのにと

割と記念日的なものに
批判的な僕ですが

ネタにはなるから
ありがたいよなあ…

日本の65歳以上人口は
3625万人
(2024年9月15日の総務省統計局・人口推計)

ウクライナは戦争で
出生数も減り
支配地域も減ったので
諸説あるけど3800万人ぐらい?

ウクライナの人口と
同じぐらいの高齢者が
日本にはいるのです。

65歳以上人口は過去最多
総人口に占める割合も29.3%で過去最高

200の国・地域中で
65歳以上割合は日本が最高

ということで
紛れもなく高齢者がたくさんいる国

65歳以上の就業者は20年連続で増加
914万人

職人さんも65歳以上の人
多いですもんね。

就業者総数に占める
65歳以上の割合は13.5%

建築関係の職人だけで言えば
この割合はもっと高いよな…

すごくおおざっぱにまとめると

3人に1人が65歳以上で
その中の3人に1人が働いている

その人たちは
どんな家に暮らしているんだろう?

という挿絵を

新築一戸建て の前で ニコニコ微笑む 日本人 老夫婦

という指示で
Googleの画像生成AI
ImageFXに
描いてもらったら…

あ?

そういえばImageFXは
人物の画像が生成できなかった
んだったかな?

でももういっちょ

人物生成されてるけど
指示と全然違うよ

おかしいと思ったら
インターフェースは日本語のくせに
英語じゃないとわかんないみたい

わかんないならわかんないで
デタラメ返さないで
言ってくれたらいいのにね

英語で指示してみたら

ちなみにおんなじ指示で
Adobe Fireflyに描かせると

Googleの方(上)は今のところ
正方形の画像しか出せないけど

背景がボケてたりして
写真っぽさがあるな〜

家の外構が未整備なところが
これまたおかしな新築住宅感がある

一方
Adobeの方(下)は住宅に嘘っぽさがある

と、横道にそれちゃいましたが
去年も敬老の日ネタで書いたように

家も会社も生涯素敵でいたいよね
本日は敬老の日 それにちなんだ(?)お話を。 ハッピーマンデーが施行されるまでは 9月15日が敬老の日でした。 今、15日は「老人の日」 老人って一体何歳の人を指すんだろう? 「高齢者」という言葉の定義も 曖昧です。 かつて多くの会社で定年...

30代で家を取得して
30年で壊すか手放すかして
60歳でまた必要になる

そうすると
90歳でまた必要になる…?

耐久性が低くて
壊さざるを得ない家も
あったでしょう。

でもこれは
過去の話なのか?

耐久性は上がっても
可用性が少ない

要するに生活スタイルに
あわない

そんな家が多いので
結局壊されちゃう…
という未来が
待っているような気もします。

若年夫婦から
子育てを経て
老齢期まで住める

そんな家は当然不可能ではなく
むしろフツーの家が
それにあたるのですが

子育てに注目しすぎると
そこがおろそかになっちゃいや
しないかな〜


子育てが終わった今は言えますが
真っ最中の人はそんな助言も
耳に入らないのかな…

兼ねてから何度か書いてるように
地域工務店は
住まいのことで困っている高齢者を
もっと見つめたほうがいい。

ということを書いた記事を
まとめてみましたので
こちらもご覧くださいませ。

新聞は高所得高齢者むけのターゲティングメディア?
紙の新聞をやめたらチラシが届かなくなった。こうしてチラシはだんだんと高齢者へのターゲティングメディアとなっていくのです。
住まいに大切なのは便利さよりも主体性の回復
便利すぎる家は住まい手の依存体質を生み出し、ひいては地域社会で孤立してしまう。そうならないために住まいの主体性を回復しようぜ、という本のお話。
家を整えるのは現役世代のうちに。
耐震改修が進んでいなかったのは高齢化率と関係があるのでは。家をなおすなら現役世代のうちに、というアピールが必要です。
「一人暮らし」から目を背けていませんか
独居世帯は高齢者に限らず各年代で増えています。ここをターゲット外にしておくのは勿体無い、という儲け話ではなくて、社会的にそういう層にも応えられる住宅供給が必要です、というお話。
管理不全空き家を増やさないために工務店は何かできるのか?
もうすでに空き家になっているものをなんとかするのは困難ですが、この先、できるだけ放置空き家を作らないための取り組みはできるのでは?