ただキース・ヘリング展を観てきた話

静岡市美術館で開催中のキース・ヘリング展を観てきました。ただそれだけ。だけど心に響いたよ。


実家に寄るために
静岡市に行ったので

ついでながら
キース・ヘリング展を観てきました。

エレベーターも専用仕様。
ウキウキワクワク

キース・ヘリングって
なんじゃらほい
って人もいるかもしれませんが

グラフィティアートを皮切りに
80年代に活躍した人

見たことあるでしょ
こういう絵

僕は高邁な芸術のことは
ようわかりませんが

何だか溜まっていた鬱憤を
はらすかのような
グラフィティアートなんかは
大好きだなあ

この展覧は一部を除き
撮影可

こんなものも撮影しちゃう
何が見えるかな〜
(注・チ○コとかです)

展示はこんな感じで

巨大な舞台セットなんかもあるし

蛍光塗料を使った
作品もこんな風に見せてくれる

キース・ヘリングはゲイで
エイズで亡くなりました。

今でこそLGBTの不平等が
社会に認知されるようになりましたが

1980年代当時はエイズに対する
偏見や迫害も相当だったことでしょうし
そもそも有効な治療薬もない時代

迫る死とも付き合いながら
それでも社会の不平等と陽気に戦う

そんな気持ちが伝わってきます。

ところどころに
こんな文章が掲げられていて

絵を解するより
文字の方が僕には
響いちゃったりします

うわぁ〜こりゃすげえ言葉

とはいえ言葉ばかりじゃなくて

核兵器に対する
怒りやら困惑やら?

と、こんな感じで楽しんで

滅多に買わないグッズ類まで
買ってきてしまった…

と、単純に
1月19日で会期終了だから
見てない人は行ったらいいよ〜

という情報なわけですが

もう一つ

アートとは何か 何を意味しているのか それは永遠の議論
アートの意味は アーティストのものじゃなくて
アーティストのものじゃなくて
それを見る人が感じるもの
ある意味 鑑賞者もアーティストなんだ

建築をアートと解する人もいて
それはそれでわからなくはないが
しかし設計者の表現の場ではないはず…

とモヤモヤすることも多かったけど

つまり住宅がアートだったら
住まい手もアーティスト
ということか!
あるいは、その前の道をゆく人も。

というわけで
僕は色々腑に落ちましたが
ここまで読んでくれた人は
なんじゃらほい
かもしれません。

今日まで休み、って人も多いだろうし
ま、よかったら
観に行ってみてください。

静岡市美術館
静岡市の芸術文化の拠点施設として、特定の美術のジャンルにとらわれない、幅広い企画展やイベントを年間を通じて開催しています。美術館内にはカフェやミュージアムショップも併設。エントランスホールや多目的室では、コンサートやトークイベント、上映会な...

(東京、神戸、福岡、名古屋が
巡回済み
2月から茨城で開催予定です)