婚活してますか?
僕はしてません
したことありません。
そんな知らないジャンルのことも
触れてみられるのが
小説のいいところ…
というわけで
婚活マエストロ
宮島 未奈・著/文藝春秋
というのは全くの嘘で
タイトル通り
婚活をテーマにした小説ですが
浜松のサイゼリヤが出てくるよ
という情報を聞いて
ブログにサイゼリヤのことばかり書いている
僕としては見逃せない、という
不全な動機で読書。
あんまりネタバレしてもいかんけど
浜松・モール街のサイゼリヤが
重要な役割を果たしていて
もう何ガロンのワインをここで
流し込んだかわかりませんが…
というわけのわからない理由で
読んだのですが
タイトル通り中身は婚活
もうちょっと言うと
婚活イベント
どっちも、自分自身には興味もなければ
必要も感じていないことですが
読み進めているうちに
どうしても家づくりと
オーバーラップしてしまいました。
主人公はこたつ記事ライター
(家から出ないで記事を書く人)
僕は職業はライターではないけれど
家から出ないでブログ記事を書くことは
あるからなあ…
婚活イベントでの女性の好きなタイプに
「一緒にサイゼリヤに行ってくれる人」
なんてのもあって
だから自分を投影して…
っていうだけではなくて
よく言われることですが
家づくりと結婚は似ている
もうちょっと言うと
家を作る会社を選ぶのが
結婚と似ている
前時代的な男性の目線で
結婚というものを見ると
身の回りの世話をしてくれて
子どもを産み育ててくれる
そんな人を探したい
というのが、かつての
結婚だったりしたわけですが
今、そんなふうな目的を
振りかざして結婚相手を探す人は
さすがにいませんよね
(いるのかな?)
意識の下にはそういうことがあっても
世話してくれて子ども産んでくれたら
誰でもいい
なんてことは流石にないだろうし
家づくりは、それ自体は
短い期間で終わりますが
(とはいえ、一般的なBtoCで見たら
ダントツで長い期間ですが)
その家にはその後も長く住むわけで
作った人と住む人の関係は長く続きます。
住宅の見た目や価格
外皮・耐震性能で選ぶのは
簡単なことですが
結婚相手を見た目や年収
偏差値や運動能力などだけで
選ぶと…
多分後悔しますよね。
(これらはこれらで、大事だけれど)
住宅を工業製品的に考えるなら
会社(あるいはそのスタッフ)との相性
なんて気にしなくてもいいけれど
良いものを一緒に作りたい
ということだったら
住まい手と作り手の相性は
非常に重要になってきます。
というよりも
地域工務店はそこを目指さないと
小さいことの意味が
ずいぶん薄れてしまう。
建てた後でも
色々と声がかかる工務店と
新築はどんどん売れるけど
お客さんとはそれっきりになる
という工務店があります。
後者の方が手離れがよくて
楽かもしれないけど
これからは
そうどんどん新築は建たないし
今までのお客さんと
どういい関係を気づいて
お客さんの生活サポートを通じて
仕事を作っていく
そういうことが大事になってきます。
そういう意味では
工務店の営業活動ってのは
婚活みたいだよなあ〜
マエストロってのは
指揮者、という訳が多いですが
要するに親方みたいなもん
(英語ならマスター
ドイツ語ならマイスター)
ん? しかし家づくりを
婚活に例えると
マエストロは一体どこに…?
家づくり本とか
住まいのカウンターとかが
その機能の一端を担っている
と言えるでしょうけれど
婚活マエストロ的とまでは
行かないなあ…
SNSは出会いの場には
なり得るけれど
マエストロはいませんね。
もちろん
ただwebサイトを
置いておくだけでは
誰かいい人いないかな〜
出会いがないな〜
とぼやいていて
何の婚活もしていないのと
ほぼ同じなので
ターゲットによりますが
リアルイベントがいい場合もあるし
あくまでSNSで戦うのもあるけれど
僕はやっぱりブログを
重視してお勧めしていますけどね。
お客さんとどう出会えるか
それをもっともっと
考えていかないとなあ!