普段の僕の投稿を見ると
手をかけた料理ばかり食べている
と思われるかもしれませんが
サイゼリヤにも行きますし
(料理っていうかワインをガブガブ飲みにだけど)
出張時のご飯は時間優先で
ファストフードに行くこともよくあります。
前に、そのファストフードをもじった
「ファスト風土」について書いたことがありましたが

今回はついに出てしまった
ファスト建築についての本
『ファスト化する日本建築』
森山高至さんの本です。
帯には万博の大屋根リングの写真
まだ万博に行けず
大屋根リングは見ていませんが
万博のテーマと貫工法って
合致するのかな…はさておき
冒頭、建築は長持ちするべきものなのに
短期間でダメになった
隈研吾さんの建築を例に挙げていて
これはこれで社会的関心は強いかもだけど
一建築家がどうこうというよりも
本物の素材を見たことがないまま、フェイク素材であるビニルクロスが、当たり前のこととなり、無垢板のフローリングを加工したことがないまま、建材カタログから選んで使う。
ちょうど、野菜はカット野菜で届いて、スープは固形スープで、素材は冷凍されたものを解凍して使うことを、料理人達が当たり前だと思っているような世界です。
(本書あとがきより)
ショックですね〜
でも、多くの現場での事実ですね〜
「ファスト風土」にもありましたが
ファスト風土第二世代は、もうそれが当たり前
建築でもそうなっているわけです。
普段、ローコストな建売を
やっている会社が建築家の仕事を
やることになった現場に行った時
大工さんに話を聞いたら
階段を作ったことがないので
大変で…
なんて言ってました。
漆喰が難しくて塗れないとか
三和土ってどうやって作るの?
という左官屋さんもいたりします。
でもそれは職人が悪いのではなくて
職人にそういう仕事を頼まないから
なぜ頼まないかと言えば
もうそれが当たり前になっているから
職人だけじゃなく
設計も木材もみんなファスト化している
お客が求める費用・工期に合わせると
そうなってしまうから
幸い、僕の周辺には
ファスト建築に抗う人たちが
頑張っていますけど
それが社会的価値になる
ということが広まっていかないと
単に高い・遅い
という評価になってしまいかねません。
どうすりゃいいんだろうね〜
この本、爆売れしてくれないかな…
未読の方は、まずは読んでみてください。