かっこいいけど読めないデザイン?

なってはじめてわかる老眼のつらさ…に、あなたのwebサイトはこたえているか? それとも、こたえる必要がないか?


本が好き、なんて昨日のブログに
書きましたところ
Facebookでは多数の「知ってるよ」
と言うコメントをいただきました。
(多分、そこに、ではないんだけど)

紙の書籍の場合
当たり前ですが
文字の大きさが決まっています。

最近は新書でも分厚くなってきてますが
主な読者層たるシニアというか
中年以降を狙うと

文字が大きくなる

同じ内容だと必然的に
ページ数が増えるんですよね〜
(そして値段も上がる)

五木寛之さんなどは
近年の本はほとんど「老いる系」
読者ターゲットに合わせて
文字がデカいったらない。

電子書籍の場合は
文字サイズを自分で変えられる
リフロー型というのが多いので
電子書籍の値段には
反映させないでほしいなあ…

というのはさておき

文字のサイズってすごく重要です。

大きすぎると頭に入ってくる情報が
少なすぎるし
かといって小さすぎるとごちゃごちゃ感がある

何より老眼の皆様にあられましては
全然見えねえ〜
となるわけです。

若かりし頃、webサイトを
工務店の社長に見せたところ
「こんな小さい字読めるのか!」
と驚かれたものですが

僕もその後、割と早めに老眼が出たので
まあまあ苦労しました。

小さくて薄い色の明朝体を
好んで使うデザイナーさんに

こんな小さくて薄い字読めないよ!
などと言いながら
しかし、ターゲットが若い世代だったら
そのほうがいいんだろうなあ的葛藤

webサイトの文字サイズは
その気になればある程度
読み手の方でも調整できますが
そんなことする人はごく少数なので
最初に出ているサイズが勝負です。

(一時、文字サイズ変更のボタンが
ついてるサイトが増えたけど
最近はあまりみませんね)

僕のこのブログの文字サイズは
16px

Googleもおすすめする
読みやすいサイズ
ということになっています。

文字サイズを変えたらどうなるか
スクリーンショットで比べてみると

↓これはノーマル状態(の画像です)

↓文字をちょっと大きく20pxにしてみます

大きくなって老眼のお友だちにも優しい
でもちょっと大きすぎるかな…?
1ページの情報量は減ってしまいます。

↓逆に、小さくしてみるとどうでしょう。

ちょっと小さいよな〜

↓書体をゴシック体から明朝体に変えてみる
これは元サイズ

↓さらに小さくしてみる

うーん、僕には見えんな…

小さい文字で明朝体
という方がカッコよく
というか、上品に見えることも多く

工務店のサイトでも
明朝体がよく使われます。
僕も使います。

ただ、明朝でさらにサイズが小さいと
まあまあ(僕には)見えない…

お施主さん候補が
若い人ばかりの場合はいいけれど

子育てが終わった世代にも
届けていきたいという場合は
文字が小さすぎないか
ということも

重要な要素になるかもしれません。

まあ、スマホじゃなくてPCで見てくれれば
そこまで顕著にはなりませんけど

工務店の社長も老眼の人多いと思うけど
意外と自社サイトのスマホ版って
ちゃんと見たことがない
という人が多いので

老眼に優しい度チェックを
してみましょう!