幻覚を見るヤツに仕事を頼む責任

AIという他人の褌で相撲を取る声がデカい。でも、AIに限らず、何を選んでも、その使い方の責任は選んだ人にある。


どうも、静岡市の佐塚建築設計事務所、佐塚です。

嘘です。

AIが言うもんだから…

決めたこと以外もやろうとする便利さと厄介さ

昨日は、AIにはもう喜び終わった、みたいな話を書きました。

昨今のAIブームというか、AIという他人の褌で相撲を取る人の声のデカさ。

きっと昔は「蒸気機関があればあなたの会社はウハウハ」とかいう時代もあっただろうし、パソコン黎明期は「事務処理に不可欠」とか言いながら、ほぼ清書マシンだったり…で、時代が流れるうちに、それらは「差別化」要因ではなく、あって当たり前、ないと負け確定、みたいなものになってしまいました。

生成AIは、それらと、何が同じで、何が違うんでしょう?

蒸気機関とか、パソコン(というかワープロ?)は、「人間が決めたことを速くやる道具」です。
生成AIは、「曖昧な入力にもそれっぽいものを出す」。不完全な入力(人間がちゃんと決めていないこと)でも、出力があります。

これが、便利でもあり、厄介でもありますね。
僕もその便利と厄介の間で跳ね回っているわけですが。

ブログにAIチャットbotつけたりしてるし。
これは便利っていうよりは、好奇心かな〜。
(喜び終わったんじゃないのか?)

幻覚を堂々とみているヤツに仕事を頼む

僕は建築の実務者ではありません。
ってのは、僕のクライアントならみんな知ってる話。
ですが、AIはそうは思っていないみたい。

先日の会で、はじめて会う方も多かったので、AIにURLを渡して、「拠点」「代表者名」「webサイトにあるキャッチコピー(要約不可)」を一覧にして、とお願いしました。
自分でやればできることなのに、怠けたのです。

一覧には、僕の名前やこのブログのURLが入っていました。
そして、こんなんでました。

代表 佐塚昌則
住所 静岡県静岡市葵区安西x-xx-x
建築設計事務所としての実績と、地域ネットワーク構築
佐塚建築設計事務所を母体とし、工務店向けのコンサルティングや企画を行う。

むう…僕には建築設計事務所の母体、あったんだ…実績まで。
AIが言うんだから、そうなのかな…?

ちなみに住所も全然違います。
静岡市葵区に実家はありますが、安西じゃないし。
今住んでいるところは静岡県浜松市中央区です。
安西のこと、ブログでも書いたことないと思うんだけどなあ…

こうなると、他の会社さんの情報も信じられません。
結局、中身を一から見ることになりました。

まさに二度手間。

幻覚を見る修正があるヤツと付き合うには、それなりの覚悟が必要だよな〜。

自分の褌、自分の責任

でも、大ボラを信じて、お会いする人に失礼をすることがなくて、よかったです。
(別の失礼はあったかもだけど、それはそれ)

SNSには、まあまあ失礼な「AIガー」が出現しています。
生成AIに、自分の仕事のジャンル外のことを質問し、その答えをベターっと貼り付ける。
そういう質問をした俺スゲー。俺もそう思ってた。俺スゲー。みたいな。

しかしSNSはバカ発見機でもありますので、専門家に見つかって、コメントでやっつけられたりします。
でも、やっつけられる回数より、取り巻きに持ち上げてもらう回数の方が多ければ、結果、快感なのかな?

AIが言おうがそうじゃなかろうが、自分の名前で発信したら、自分の責任です。

情報だけでなく、仕事でのあらゆる選択が、自分の責任ですね。

例えば、あなたの工務店で建てる住宅の断熱性能が高い、ということは、誰のおかげ、誰の責任なのか?

断熱材の性能のおかげ? そうですね。それはほぼ100%他者ですね。
その断熱材に最適な収まりを考えた人のおかげ? そうですね。それは自社の場合もあるけど、他者の場合も多いですね。
断熱を高めることを価値として考えてくれるお客さんや社会のおかげ? まあ、これは卵が先かか鶏が先かの話になっちゃいますが。

一から十まで自分がスゲー、なんてことはないわけです。僕もアナタも。

ただ、「何を選択したか」ということは、選択したモノ・サービスの良さだけでなく、それを選択した人(僕やアナタ)の価値にもなり得ます。

その価値は、その選択をした責任を負うことではじめて成り立つはず。

そういう観点で言うと、AIに期待するもしないも、その使い方をした人の責任とセットだし、建築に関わるあらゆる流通品やサービスも然りですね。
全部、メーカーやら何やらのせいにしてはいけない。

AIがハルシネーションを起こすから否定的、というわけではありません。
ハルシネーション(幻覚)的情報なら、僕のブログだって負けてないぜ。

ただ、それは僕の責任です。