webサイトは、集客してるんだろうか

自社HPが集客効果1位、という調査。ずっと1位だったSNSを抜いたそうで。でも、ある日突然webサイトを開く人なんて、いないよなあ。


ちょっと前のニュースですが、住宅業界向けのツール会社が導入企業134社に聞いたアンケートで、「直近3ヶ月で集客に効果を実感した媒体」の1位が、自社HPになったそうです。48.5%。
前の調査の42.2%から6.3ポイント上がって、3位から1位へ。
それまでの上位はSNS広告(46.3%)とSNS投稿(45.5%)だったそうです。

ほう、というか、へえ、というか、はあ、というか。

「自社HP」って、そもそも集客してるんだろうか?

というのも、人がある日突然、なんの脈絡もなくブラウザで工務店のwebサイトを開いている、なんてことは、まずないからです。
SNSで見かけたか、チラシのQRからか、知人に社名を聞いたか、看板で見たか、雑誌で読んだか、何かで検索したか。
必ず、どこかからの入口があるはずですよね。


昔みたいに「まず見てみよう」で気軽に来てくれる人が減って、みんな、来る前にさんざん調べて、比較して、検討し尽くしてから動く。
作り手は初回のつもりでも、お客さんは最終確認のつもりで来ていたりする、というのが昨今の状況です。

その「調べて、比較して、答え合わせをする」場所が、自社webサイトです。

だとすると、集客効果1位になったというのは、「webサイトで新しいお客さんを見つけられるようになった」という話ではない気がします。
むしろ、決め手になる瞬間が、SNSやチラシから、webサイトの上に移ってきた、その証拠なんじゃないか。

見つけてもらう入口はあいかわらずSNSや紹介で、最後の答え合わせの強さが出てきた、ということか。

なので、集客じゃなくて、その先の効果なんじゃないでしょうか。


だから、webサイトは集客の役に立ちません…というオチではありません。

SNS(や広告)のように、集客の最前線にはいないけど、そこを見に行ってみようかな、とか、ここなら任せられるかな、とか、あともっというと、ここはやめとこう、とか、そういう判断を下してもらうための、とても重要なツールであり続けています。

SNSも広告も、フォーマットが決まっていて、その中で競わないといけません。そうすると既視感がでる。もうちょっとくだけていうと飽きる、どこも同じように見える。
ので、そういう場所は、やっぱり、ビックリさせたり、ドッキリさせたり、ハッとさせたりして、さっさとwebサイトに連れてくる、のがいいんじゃないか。

webはフォーマットも決まっていませんし(まあ、定型というか、型はあるけど)、自由にやれる場所です。新規のお客さん向けの情報だけじゃなくてもいいのです。
既存のお客さんを大事にしている、というメッセージが出れば出るほど、新規の方だって、結果、安心するはずです。

新規のためのwebサイト、と思って作ると、たぶん薄くなっちゃうので。
誰にでも向けた顔は、結局、誰の顔も見ていないからです。

だから、webサイトは集客の最前線には、いなくていい。
連れてこられた人が、ちゃんと安心して、あともうひと押しで一歩踏み出せる。

その最後のひと推しを、自由に、正直にやる場所として、楽しい場所でありたいな〜
なんて考えながら、目下制作中!
(あれ、結局、集客用か?)