工務店で広報を担当されている方
と言ってもその業務は幅広くて
広報用の素材を自ら撮影・加工
する方ももちろんいるし
外部のスタッフに発注するのがメイン
という方もいます。
いずれにしても文字情報だけの発信
ということはあまりないので
何らかの素材(静止画・動画)を
伴うことになりますが
この素材を、素材のま〜んま使うか
加工をするか
ここに一つの大きな分かれ道があります。
今時のスマホはテキトーに撮るだけでも
かなり綺麗な写真が撮れますが
それ自体は他社も同じことなので
そうなると
写真をちゃんと撮る
ということが一つの差別化になります。
(差別化って言葉好きじゃないんだけど)
写真のことは何回もこのブログで
書いてきましたので
気になる方は検索してみてください。
もう一つは、その写真をどう加工するか
無加工で使えるように撮るのが
もちろん重要ではありますが
例えばInstagram用に
写真の中に説明を入れたいとか
共通のアイコンやら何やら入れたいとか
そんなことも出てきます。
その時に気軽に使えるツールとしては
Canvaがよく使われています。

気軽ではないツールとしては
AdobeのCreativeCloud
(PhotoshopとかIllustratorとかその他)
AdobeもCanvaのようなツール
(Adobe Express)を出していますが
Canvaの方が優勢かな?
そのCanvaが、結構前に
Affinityというブランドを買収していました。
Affinity2シリーズについては
Adobeの代わりになるかな?
と期待して使ったりもしてみました。

Adobeに比べると機能は少ないけど
価格が圧倒的に安い(買い切り)ということで
まあ、アリなんじゃないの
というのが当時の評価です。
そのAffinityが3となって
しかも無料でリリースされたのです。

今まで3つに分かれていたツールが
統合されています。

新しいAffinityStudioに
入っているのは
ベクター、ピクセル、レイアウト
という三つの機能で
あえてAdobeで言えば
Illustrator、Photoshop、InDesign
みたいな感じ?
動画編集機能(Premiere)はありませんし
その他諸々のいろんなアプリケーションも
ありません。
縦書きには未対応という
まあまあな弱点もあるので
縦書きレイアウトを頻繁に使う場合は
ちょっと選びにくいのも確かです。
今まで、Adobeのツールを
自由自在に使いこなしていた
クリエイターが乗り換えるのには
足りない機能があるかもしれませんが
写真が少し修整できればいい
写真に文字を載せたい
ぐらいだったら
十分以上に働くんじゃないでしょうか。
(僕は、このブログのサムネに
文字を載っけるのに使ってます)

Canvaに有料契約していると
CanvaのAIが使えるとか
Canvaへのエクスポートができるとか
(逆はできない?)
というわけで、Canvaへの誘導のための
無償提供化、という側面が強いようですが
Canvaのインターフェースは
AdobeやAffinity等の
従来型アプリケーションとはだいぶ違うし
生成AIも今のところは…な感じ

↑ベースのイラストを
AIで変更したかったけど
新しい絵(しかも…なヤツ)が差し込まれた。
Canvaで間に合ってるとか
Adobeを契約している
という人には不要でしょうけれど
Canvaだとちょっと物足りない
あるいはインターフェースが馴染まない
Adobeは値段が高くて困ってる
なんていう場合は
有力な候補なんじゃないでしょうか。
…という僕は
Adobeのサブスクも
Canvaのサブスクも入った上に
Affinityの前バージョンも買ってます。
ちょっと勿体無いですね。
まあ、全部やめても
今度の無料Affinityでも
なんとかなるかもな…という気もする
(縦書き以外は)
  
