「画像まっすぐ補正」を作ってみた

垂直は垂直に、水平は水平に。そう思いながら、結局めんどくさくなったので、機械に押し付けてみました。


世の中には素敵なwebサイト・ブログもたくさんありますが、素敵じゃないものもたくさんあります。

「素敵じゃなさ」は、もちろん、その中身によるところも大きいんですが、写真がそれを台無しにしている場合もたくさんあります。

僕は度々、このブログでも写真のことを取り上げてきました。

無料で使えるiPhoneのPhotoshopは、でもやっぱ課金しよう
日本で一番普及しているであろうモバイルデバイス、iPhoneにPhotoshopがリリースされました。けど、やっぱ無料だとイマイチかな〜。無料で試してみて少しでも気に入った人は課金してくだされ。Lightroomもセットでね。
写真の補正も伝えとかないと不親切だよね。
地域の一隅を照らす工務店を応援したい佐塚です。先日写真はカメラの位置で割となんとかなるんだよという話を書きました。その時に、ついうっかり最後に補正した写真を入れておきながらその記事には補正のやり方は入れなかったのでちょっと不親切かなと。あち...

意図的にアオリが効いた写真とか、斜めになった写真にしたい、ということでもなければ、写真はまっすぐな方がいい、と思ってます。

特に建築の場合は、垂直は垂直に、水平は水平に。
写真でこれが守られていないと、この工務店は建物の水平垂直も出てないのかな…などと疑ってしまいます(そんなわきゃねーんだけど)。

で、これまで、最初から歪まないように撮るとか、歪んだらLightroomやらAffinityやらで直す、なんてのを書いてきました。

僕自身は、そもそも歪まないように撮る、というのを、まずは意識していますが、急いで撮ったスナップとかは、とんでもないことになってる場合があります。
そういう場合はLighroomで補正しています。

でも、たびたび書いているように、脱Adobeしたいな〜、なんて思っていたり。

あと、一つ一つの写真を丁寧に補正するのがめんどくさい場合もあります(ダメだよね手抜きは…)。


で、最近は、そのめんどくささを払拭すべく、画像を一括補正できるツールを作ってみました。

画像まっすぐ補正 | Katalyst Labo

画像まっすぐ補正と名付けたwebサービスです。

使い方は、画面を見たら大体わかると思います。
よくわかんなくても、「クリックして画像を選択」というところから画像を選ぶかドラッグして、「補正する」ボタンを押すだけ。
(下の画像はスクリーンショットなので、実際のツールは上の「画像まっすぐ補正」から見てください)

細かいパラメーターは、必要だったら使ってみてね、という感じです。

ファイル名を日付+連番にしておくと、ブログなんかでは管理しやすいです。

ファイル名は初期値だと当日、オフセットに数字を入れていくと、足したり引いたりできます(明日のブログ用の場合は1を入れます)。

水平垂直の補正は、自動がおすすめですが、水平だけ、垂直だけ、とかも可能です。
ピクセル数は初期値は僕のブログに合わせた長辺1600pxですが、変更可能です。

これらの値はブラウザのクッキーに保存されるので、次回は同じ設定で使えます。

なお、画像は処理後、自動的に削除されます。お早めにダウンロードしてくださいね。

↑細かいこと書いたけど、写真をドラッグして補正ボタン押して、ダウンロードするだけです。


例えば先日行った信毎メディアパーク。

ちょいと歪んだこの写真↓

こんな風になりました↓

ブラウザ上では、補正前、後の比較ができます。

旧開智学校校舎(の裏側) 全体的にアオリが効いちゃってますが↓

こんな感じになりました↓

もうちょっとわかりやすい例で、新幹線乗り換え口。だいぶ斜めですね↓
(人物の補正はあらかじめしてあります。そういう補正はご自分で)

こんな感じに。ちょっと横長になっちゃったかなあ…↓

という具合で、完璧な補正ではありませんが、手軽な割にはマシかなと自画自賛。


どういう補正をしているか、興味ない人多いかもしれませんが、念の為記しておきます。

写真の中の直線(建物のエッジとか窓枠とか)を検出して、「本来これらは垂直・水平のはずだよね」というところから補正量を計算し、画像を変形します。

具体的には、垂直に伸びるはずの線が一点に向かって集まっている(消失点)のを検出して、その消失点を画像の外の無限遠に飛ばすイメージです。LightroomのUpright機能に近いことをPythonとOpenCVでやっています。

完璧ではなくて、直線が少ない写真や、あまりにも極端なアオリは苦手です。あと、意図的なアオリ表現とそうじゃないものの区別はつかないので、建物以外の写真では変な結果になることも。
(建物も、明らかにおかしくなることもありますが…やっぱりちゃんと撮らないとね)

というわけですが、ないよりマシかな?

明るさや色調整なんかはしてくれませんが、この辺は、最近のスマホやデジカメは優秀なので、まあまあそのまんまでも大丈夫でしょう。

スマホではどうにもできない、画面への収め方、つまり、あなたの歪んだフレーミングを補正してくれるという、素晴らしいツールです。
こんなのをタダで提供している僕は褒められていい気がします。


これで世の中のひん曲がった写真が絶滅する…なんて影響力はないだろうけど、写真が曲がってて困る、という人に、少しでも役に立ったらいいなあ…
いや、今、堂々と曲がった写真を使ってる人は、そんなの気にしないから、結局、誰の役にも立たないのかなあ…


さーて、これで脱Adobe、と思ったら…
フォントに縛られてたんだった。

Adobe税を払い続ける理由はフォント
脱AdobeにはAffinityがある。でも僕はまだAdobe税を払っています。アプリの話じゃなく、フォントのために。

リンク先まだ見てないや、という人のためにもう一度。

画像まっすぐ補正 | Katalyst Labo