生成AIパフォーマンスレポートを眺めて考えた

Googleサーチコンソールに追加された「生成AIパフォーマンスレポート」。自分のサイトがどのぐらいGoogleの「AIモード」や「AIによる概要」に拾われたかがわかります。眺めてみると、ちょっと面白かった。


Googleサーチコンソールに、少し前から「生成AIパフォーマンスレポート」が追加されました。

Google検索時のAIモードや、AIによる概要、というところにどのぐらい表示されたか、というレポートです。

サーチコンソールは、サイトに対して、Google検索がどんな風に機能したか、というのを見るものです。
(サラッと見るならGoogleAnalytics(GA)より簡単なので、GAを見るのが大変、という人は、サーチコンソールだけでも眺めといてもいいかも)

左の「検索パフォーマンス」というところに「生成AI」というリンクがあります。
そこをみてみると、↓僕のブログの場合

28日(4週間)で、一番多いものは4000回ぐらい表示されています。
次は1600ぐらいと、結構開きがあるなあ。
一日あたりでは、200〜500ぐらい、Googleの検索結果AIに表示されているみたいです。

工務店さんのデータも見てみると、僕より多いところもあれば、一桁程度、というところもあります。
データがないというところもあります。
段階的なリリース、ということで、まだ対象になっていないサイトもあるでしょうし、あるいは、全然AIに拾われてない、ってことかも?


さて、パフォーマンスレポートを見て感じたことは

一つは、検索対象の言葉に対応するコンテンツか、ということ。

もう一つは、純粋にコンテンツの量の違い。
コンテンツがたくさんあれば、何かが引っかかる可能性は増えます。

これらがない、少ない場合、AI結果に表示されにくいわけです。

さて、お気づきですよね。SEOとおんなじです。

となると

Know(知りたい)
Go(行きたい/会いたい)
Do(やりたい/進めたい)
Buy(買いたい)

と、検索キーワードの種類が分かれるはず。

例えば僕のブログで、AI検索で表示が多かったベスト3から推測してみると

1位

我田引水にも種類がある
トンデモ住宅広告を見てしまったショックから、つい書いてしまったけど悪口ではありません。悪口じゃないんだけど…なんだろ?

C値を高めると木が腐る、などの迷言がいっぱいの某ハウスメーカー支店のお話。
もしかして、同じように思ってて検索している人がいるのか?
ま、Knowクエリですね、多分。

2位

4対3、3対2、16対9、1対1。どれがいいんだろう?
どれがいい、と聞かれれば、どれにも向き不向きがあるわけで…

写真の縦横比の話。
これは通算のアクセス自体も最上位クラスなのですが、みんな縦横比をどうしたらいいか迷って検索するのでしょう。
典型的なKnow(知りたい)クエリだなあ。

3位

ラーメンを食っているんじゃない。 情報を食ってるんだ。という名言に学ぼう
メディアの、ネットの情報で判断力を失った人にきちんとした価値を提示できるかな、というお話

ラーメン漫画の名言から。
これもアクセス数自体が多いページです。名言を検索したら出てきたんだと思う。
これもKnowの一種と言えるでしょう。

というわけで、Knowクエリばかり(おそらく)。
これって直接は仕事につながりにくいものです。

これらのクエリについては、前に書いてますので、それぞれがなんなのか知りたい方はこちらで↓

検索エンジンからくるお客にならない人たちを味方にする
検索エンジンから流入するほとんどが、あなたの会社で家を建てたい人ではありません。なんて冷や水かけてみたけど、そういう人にも親切にすると、いいことあるかもしれないぞ。

Knowクエリそのものも、決して悪いわけではないですが、ただ単に調べごとにたまたま表示された、というのでは、仕事につながる可能性は高くはありません。
やっぱ、Do(やりたい/進めたい)とかBuy(買いたい)とかで、来て欲しいですよね。

工務店さんのデータを見ていると、数こそ少ないものの「自社のこだわり」みたいなページが上位に来ているところがありました。

これがKnowなのかDoなのか、このレポートではわかりません。
わからないんですけど、こだわりのページに何が書いてあるかを思い浮かべてみると、大体は「うちはこうします」「これはやりません」という話です。断熱性能がいくつ、耐震等級がいくつ、というページとは、ちょっと違う。

つまり、判断基準が書いてあるページ。

AIが何を根拠に引っ張ってきているのか、正確なところは僕にはわかりません。
でも、誰かの質問に答えようとするなら、数字だけのページより、なんでそうしているのかが書いてあるページの方が使いやすいだろうな、とは思います。人間が読むときもそうだし。

まあ、そうであってほしいという願望が半分ぐらい混ざってますけど

で、ここでちょっと自分に跳ね返ってくるのが、さっきのKnowばかりの話です。
僕のブログがKnowで拾われるのは、Knowのことしか書いてないから。
それだけの話なんですよね。

だとすると、DoやBuyで拾われたいなら、DoやBuyのことが書いてあるページがいる、ということになります。

でも、Do(やりたい)やBuy(買いたい)のページって、何が書いてあるページなんだろう。

「お問い合わせはこちら」ではないですよね。
「見学会のお申し込み」でもない。
その手前で、読んだ人が「この会社に頼みたい」と思う何かが書いてあって、その結果としてDoやBuyのクエリに引っかかる、という順番なんじゃないかな〜。

そう考えると、「自社のこだわり」が上位に来ていたのは、案外そういうことなのかもしれません。

それぞれに共通するのは、そこそこSEO(小手先ではない)に意識を割いていることと、コンテンツを定期的に追加していることです。
放ったらかしといたら、いい成果は出ない、ってことかな〜。


このレポートは、表示回数を教えてくれるだけで、それがクリックされたかどうかはわかりません。
有償のレポートサービスなんかだと、Google以外のAIからもどのぐらい来たかわかる、なんてのもあります。
(こちらは逆に、クリックされた回数だけで、表示回数はわかりませんが)
まあ、表示回数で十分目安になるなあ、とは感じています。

最近やっているサイトでは、AI対策もそれなりに講じてみていますので、この辺は時々ウォッチしてお伝えしていきますね。

Do・Buyのページが何なのか、って話も、答えが出たわけじゃないんですけど。
と、いつになくビジネスモードな今日のブログでした。