まだお寺におります。
お寺の修行中は食事が一日一食です
田楽
おから
お味噌汁と漬物
そして白米を少し
ふだん、僕が料理中に
つまみ食いしている量より
少ないかもしれない
これを一日一食だけ
前の日はこんな感じ
これも一食だけ
肉や魚は当然ないし
もちろん酒なんかご法度
日中はお茶や水を飲んで
すごしています
意外とこれでもなんとかなるし
むしろこの一食のうまいこと!
小さな食べかすも
残さずいただきます
普段の暴飲暴食が嘘のようだ
住宅と料理とを
完全に同列には語れませんが
豪華な食材ではなくても
品数が少なくても
人を喜ばせる料理がつくれるように
高価な材料をつかわない
小さな家でも
いいんじゃなかろうか
あ、これって
最小限住居のことか!
子育てのために
賃貸住宅が手狭になった
と家を建てる世帯が多いため
多くの工務店もそこを
メインターゲットにしています
もう一部屋ほしい
収納がほしい
あれもほしい、これもほしい
でも予算はない
けれどほとんどが核家族で
子どもは出ていけば戻ってこない
そうなると家はデカすぎですね
子どものためによい住環境を
つくってあげたいと
いつも思っていますが
それは決してデカい家と
イコールではないはずです
家を小さくして
その分空いた土地も含めて
たのしく暮らす
すこーしだけ
世の中もそうなってきた
感じもしていますが
これをはっきりしたメッセージで
打ち出す工務店は多くはない
なんともったいないことか
住環境というのは
家のだけのことではありません
小さな家と大きな庭で
おおらかに暮らす
そんな精進料理のような家は
多くの若者にはうけないでしょうけど
カッチョイイ「デザイナーズハウス」とか
立地と設備ばかり強調される家だとか
そういう
一見きらびやかなもので
おなか一杯になりたくない
そんな人は
わりとたくさんいます
身の回りにも実はいるでしょ、そういう人
見ようとしていない
届けようとしていないだけで!